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レイトン ヒューイット選手のコートカバーリング

今回は、レイトン ヒューイット選手をテニプラ目線で解説していきます。

レイトン ヒューイット選手と言えば、
粘り強い熱いプレーを思い出される方が多いのではないでしょうか?

独特の大きなテイクバックから繰り出される
カウンターショットという…あれ?矛盾してない?不思議なスタイルでした。

レイトン ヒューイット選手のテニスは、
各パーツを見るとまるで、

「始祖鳥」

のようです。良い言い方をすれば、
非常に進化を促した選手ですし…現代の
テニスから見ると基本にならない選手だといえます。

・過剰に大きなテイクバックのフォアハンド
・広いスタンス
・フェイスローテーションを使ったバックハンド

それでいて、カウンタースタイルという

「鳥なの?恐竜なの?」

みたいな立ち位置です。
それでも、あの時点ではかなり先進的なテニスでしたし、

「新しいラケットにフィットした最初の世代。」

です。そんなレイトン ヒューイット選手の
最大の武器は、圧倒的精度を誇る予測に
あります。

「1秒先がみえている。」

と言われても信じてしまうくらいの精度
です。
そこから生まれる余裕が、あのテイクバックを使ってもカウンタースタイルが出来た
理由でもあります。

レイトン ヒューイット選手くらいから
スタンスが広くなり始め、フェデラー選手が
基礎を作り、ナダル選手とジョコビッチ選手が異なるサーフェスで完成させたイメージ
をテニプラは持っています。

レイトン ヒューイット選手のフットワークは、スタンスが広いのに

「まだ、歩数が多く細かい。」

のです。この辺りは、前の時代の影響だと
思います。フェデラーは、そこに

「最小構成」

を持ち込んだ選手です。しかし、レイトン ヒューイット選手の真似をして、
多くのジュニアがスタンスを広くしました。

これは、とても大きな功績です。

正直、固定電話から、iモードのガラケーくらいの進化をしているのに、
ビック4のスマートフォン化のせいで、
戦績の割に評価されていない選手だと思いますが、日本人は彼のキャラクターやスタイルが大好きな方が多いです。

マレー選手よりずっとテニスを進化させた
のになぁってテニプラは思います。

「圧倒的精度の予測」

という特殊な能力を用いたコートカバーリングをする不思議な選手でした。


テニプラ

作中の分からない用言は、こちら
コーチからの手紙造語用語集
https://note.com/tennis_plus/n/n6b2bd338acf0


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