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柔の球を打つ剛腕

 君はスライスと言うショットにどんなイメージを持っているでしょうか?

繋げるショット
繊細なショット
防御型のショット

どちらかといえば、トップスピンに比べて
柔らかいイメージを持っているのではないでしょうか?

トップスピンを打つ選手に比べて、スライスを多用する選手は、ストリングスのテンションも低めで、感覚的なプレイをする選手が多いです。

しかし、現実的には、スライス系のショットは、実に攻撃的な側面を持っていて、
トップスピンよりも多様性のあるショットと言うだけなのです。

決して、ただのコートに入れるためのショットではありません。

優れたスライスを打つ選手のプレーは、非常に攻撃的で、相手からポイントを奪う能力に長けています。

そんなスライスショットですが、女性の名手は、非常に少ないんですね。

何故かと言うと、ラケットと前腕に角度をつける必要性があるからです。

前腕の筋力が足りないと、手首の角度が解放され、レベルの高いスライスを打つことができません。

普段、大きな筋肉を使って打ってくださいと言うアドバイスを送っていますが、スライスショットに関しては、大きな筋肉を使うのはもちろんですが、前腕の筋肉が必要不可欠になります。

サービス、ボレー、スライスが、
苦手な低年齢の選手が多いのはこの為です。

低年齢のジュニアの選手、愛好家の女性は、スライスを打つだけの筋力がないケースが
多いのです。

プロの女性の選手でも、スライスの練習をすると前腕の筋肉痛になるという話をツアーコーチから聞いたことがあります。

一般男性愛好家の皆さんは、スライスを打つための最低ラインの筋力はあるのですが…

なかなか難しい事例の一つです。

では、実際にどのようにトレーニングをしていけば良いのでしょうか。

前腕の筋肉は例えば、体幹の筋肉のように大きな筋肉ではないので、トレーニングに際して非常に繊細に行う必要性があります。

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