攻撃する意志

君には何度もアドバイスして来ましたね。

「速いボール=強いボールではない。」

いかにして、バランス、リズム、タイミングを保ち、崩すか。
テニスは、直接攻撃出来ないスポーツですから、ボールを打ち、相手をコントロールする事でしか崩す事はできません。
 また、相手にイメージしたボールを打てない状況に追い込む事で三要素を保ちやすくなります。攻撃は、最大の防御です。

「テニスにおける攻撃とは、明確な意志を
持って、対応出来ないショットを打つ。」

という事です。
その意味で、スピードボールを打つということは、

「相手から時間を奪う。」

という事ですから、お手軽に三要素を崩す事が出来ます。
正直、ミスしない範囲でコートの真ん中に

「速いボールを打って勝てるなら、それ以外の事をする必要はありません。」

何故ならその時点で

「どうにも出来ないくらいのレベル差」

が存在するからです。テニスは、とてもカテゴライズされている競技です。
トーナメントに出場し、そのレベルの相手と
対戦し続ける事は、まずありえません。
相手のレベルが上がってくれば、当然、
対応力も上がってきますから、

「意味のないスピードボールは、リスクでしかなくなる。」

事になります。

・ミス
・カウンター
・体力低下

など、今度はデメリットばかりになって
しまいますね。

テニスにおける基本攻撃とは、

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