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テニススクールの選び方上級編(リライト版)

上級クラスを選ぶ際には、気をつけるべきポイントがいくつかあります。多くのテニススクールで問題になっているのが、上級クラスの「レベル差」。これは、上級クラスに在籍するプレーヤーの多くが、そのスクールで育ったわけではなく、外部から移ってきた人たちが大半を占めているからです。これが、上級クラスを管理する難しさにつながっています。

問題点:レベル差が大きい

上級クラスはその性質上、レベル差が最も大きくなります。たとえば、現役時代にトップレベルで活躍していたプレーヤーや、週末に楽しむ程度の社会人プレーヤーが混在することがよくあります。実際、私が見たスクールでは、上級クラスに参加している社会人プレーヤーの中に、昔は大学で全国大会に出場していた人がいました。一方で、上級に上がったばかりのプレーヤーも同じクラスにいて、かなりのレベル差がありました。

このような状況では、コーチが適切に指導することが難しく、結果として「ラリーや実戦形式の練習で上手い人同士が勝手に対戦する」という形になりがちです。この状態では、上級者にとっても、上がってきたばかりのプレーヤーにとっても満足度が下がってしまいます。

上級クラスの現状

特に問題となるのは、中級クラスから上がってきたプレーヤーが、上級クラスに参加すると感じるギャップです。彼らは「やっと上級クラスに進めた」と期待している一方で、実際に参加してみると、自分よりもはるかに上手いプレーヤーとの実戦形式に戸惑うことがあります。たとえば、私が知る限り、あるスクールでは上級クラスの生徒同士のレベル差が大きすぎて、レッスンの一部が一方的な試合形式になってしまい、全体的な練習の質が低下していました。

また、私自身が経験したこととして、上級クラスにおいても「技術的な指導を期待していたが、実際にはただラリーをするだけであまり上達を感じられなかった」という声をよく聞きます。このような問題を避けるためには、スクール選びの段階で注意が必要です。

解決策:上級クラスの選び方

上級クラスを選ぶ際には、以下のポイントに注目することで、レベル差の問題を軽減し、満足度の高いレッスンを受けられる可能性が高くなります。

  1. レッスンフィーが適正価格である

上級クラスのレッスンは、通常のクラスに比べてフィーが高く設定されていることが望ましいです。なぜなら、少人数制で質の高い指導を受けられる環境を整えるためには、フィーを上げて、より個別の指導ができる余裕を持たせる必要があるからです。もしレッスンフィーが安い場合、参加者が多くなり、レッスン内容が希薄になる傾向があります。

実例:あるスクールでは、上級クラスのレッスンフィーが通常クラスの1.5倍設定されています。その分、クラスの人数は6人までに限定され、コーチが全員に目を配りやすい環境が整っていました。このようなスクールでは、上級クラスの満足度が非常に高く、リピーターも多いです。

  1. ヘッドコーチクラスが担当している

上級クラスでは、経験豊富なコーチ、特にヘッドコーチクラスの指導者が担当していることが重要です。上級者にとって、基礎的な技術よりも戦術や細かいフォームの修正が求められることが多く、そのような指導を提供できるコーチが必要です。

実例:あるスクールでは、上級クラスをヘッドコーチが担当しており、各生徒のプレースタイルに合わせた戦術指導を行っています。特に試合に勝ちたいプレーヤーにとって、このような高度な指導は非常に役立つものです。

  1. ヒッティングアシスタントがいる

ヒッティングアシスタントがいるスクールは、より実戦的な練習が可能です。アシスタントがいれば、より多くの時間を使って打ち合いができ、実戦で必要なスキルを磨くことができます。

実例:私が参加したスクールでは、ヒッティングアシスタントがいたことで、コーチが戦術指導に集中し、生徒同士のラリーや練習時間が効率的に進行しました。これにより、生徒全員が均等に打ち合いの時間を確保でき、非常に満足のいくレッスンが提供されていました。

最後に

上級クラスは、生徒のレベルやニーズが非常に多様です。そのため、自分に合ったスクールを選ぶことが何より重要です。レッスンフィーやコーチの質、ヒッティングアシスタントの有無など、これらの要素をしっかりと確認し、質の高いレッスンが受けられる環境を選びましょう。自分のニーズに合ったスクールを見つけることで、上達のスピードも格段に上がるでしょう。

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