ドロップショットの使い方

ドロップショットまとめ

・ライジングで打とう
・エースを狙わない
・打った後が大切

「まるで薔薇の花弁が舞うような。」

そう謳われたタッチの達人と言えば、
ジョン マッケンローです。
まぁ、全く跳ねない某テニヌ最強キャラは
別にして、
ハードヒットの裏側。
エースを取る虚の技術。
それがドロップショットです。
ドロップショットは、流行り廃りのある技術で、その時代のテニススタイルの裏側を反映した使われ方をします。
前述したマッケンローはサービスアンドボレーの攻撃スタイルで、ドロップボレーを混ぜて使っていました。
現在では、
トップスピンとスピードを両立させた

「エッグボール」

がスタンダードなので、ドロップショットが復権しています。
実際1990年台後半、

「原点回帰」

が流行していたフラットドライブが主流のスタイルではあまり注目されていませんでした。
ジョコビッチや錦織選手がドロップショットを使う度に、

「使い過ぎ」

と酷評されていたぐらいです。
現在では、よりエッグボールを効果的に
使うためにも積極的に使用されています。
最近のラケットはとにかく飛ぶ、スピンが
かかるので、

「ベースライン後方にポジションを取る」

事による攻撃力の低下が目立ちません。
それどころか、エッグボールを簡単に打ち返す事が出来るので、少しポジションを下げる事が戦術面で有利に働くのです。
つまり、

「ドロップショットを使う事により、
安易にポジションを下げさせない。」

側面が評価されているのです。
選手のフィジカルが上がり、ベースライン後方からラケットの性能向上により

「アホみたいな大砲が飛んでくる。」

のでそれを防ぐ意味合いが大きいのです。
もちろん、ベースライン後方にいればエースになる公算も高くなります。
フラットドライブ系のショットはエースにはなりやすいですが、返球難易度はベースライン後方にいても、いなくてもあまり変わらない、もしくは前にポジション取りした方が返しやすかったりしますから、

「あまりドロップショットが効かない。」

わけです。
さて、そんなエッグボールをドロップショットにするわけですから、
ライジングで打たないとベースライン後方から打つ事になり

「難易度が跳ね上がります。」

また、スライス系のショットはライジングの方が打ちやすいので、

「普通のスライスショットが飛んでくるかも?」

という選択肢を与える事ができます。
他のショットも同じですが、

「エースを狙う」

とリスクが高すぎます。

・ベースライン後方に下げさせない。
・選択肢を与える

くらいの気持ちで打ちましょう。
最後に打った後がとても大切です。

「決まるかなぁ…。」

とか眺めるなんて最悪ですね。
相手は、

・ドロップをアプローチ
・ドロップをドロップ
・ドロップをアタック

してくるので、
「打った後のポジショニングと観察力」
が肝のショットなのです。

砂入り人工芝ではどうなのか?
と言いますと

「小雨、雨上がりは最強の武器」

になったりします。
が、エッグボールは跳ねてくれないので
相手がベースライン後方にポジションを
取ることもありませんから、

「ボレーで使う」

のがスマートですね。
そのシュチュエーションに合わせて、
使ってみて下さい。
あんまり練習で使うと嫌われるかも
ですが…。
自己責任でお願いします。

テニプラ

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