見出し画像

スライド系サービスについて

本来、進化とはこういう形を取るものなのでしょうか?あの突然変異から10年。

次の芝の王、ロジャー フェデラー選手があらわれました。

まさにオールラウンド。
華麗なプレースタイルで20年以上、
世界中のテニスファンを魅了し続けてきました。
やってる事が凄すぎて、
よく分からない選手です。

「20年?」

フェデラー選手も回旋系のサービスの特徴を
しっかり持っていますし、
回旋系である事には変わりがないのですが…。

「フォロースルーに違和感を感じた事はありませんか?」

思ったほど、内転していないというか…いや…してるんだけど…伸びてるというか…。

個性なのか、技術なのか、分からなかったのです。今になって、フェデラー選手って、

「肺魚とか始祖鳥」

みたいな過渡期のサービスだったんだなと。

・回旋系の構え
・ゼロポジションの維持

に目を奪われがちですが、

・構えの時点での手首の角度
・連鎖のタイミング

が、

「回旋系としては、とてもリスクのある
動き。」

をしているのです。
まず、手首に角度をつけて構えていません。
最終的には、角度が形成されますし、ラケットフェイスも外を向いたトロフィーズポーズが作られますので、全く問題ないのですが、
一般の方がコレをやると、角度がつく前に振り出したりして、安定しません。

連鎖のタイミングも、

「外旋を誘発しているものの若干早い。」
「左足から体幹、右腕が一直線になっていて、手首の角度の分だけ左側でコンタクトしている。」

のです。
しかし、あのクオリティ。
構造的な欠陥を抱えたまま王になれる
ほど、甘い世界ではありません。

現在のテニプラ視点では、

ここから先は

1,805字

¥ 200

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?