集合 命題 論理演算 法則

集合とは
ある明確な条件に基づいてグループ化されたデータの集まり

   動物
犬 牛 羊 猫 虎  犬∈動物 犬は動物

   偶数      
2 4 6 8 12   2∈偶数 2は偶数

a∈A 意味はaは集合Aの要素
スモールaはラージAの要素であるということ

動物           偶数
野菜            1
野菜¬動物         1¬偶数
野菜は動物ではない    1は偶数ではない

a¬A 意味はaは集合Aに属さない(否定)
スモールaはラージAの要素ではないということ

A      B
2468    2468

A=B 集合AとBは同じであること

         動物
       とり 魚 サメ
     哺乳類
    ニンゲン 猫 犬

哺乳類⊆動物  動物の中の哺乳類
       
A⊆B 集合AはBの部分集合 

集合A={ab} 集合B={cde}の時
AにもBのも含まれている=A∪B={abcde}
A∪B(和集合) 集合Aと集合Bの少なくとも一方に属する
       要素全体 
       AかBに属する要素のこと


集合A={ab} 集合B={acde}の時
AB両方に属するものA∩B={a}
A∩B(積集合) 集合AB両方に属する要素全体
       AかつBの要素のこと

全体集合U={123456789}
集合A={13579}の時A−={2468}
全体から集合をひいた残りの集合

A−(補集合) 全体集合から集合Aに含まれる要素を取り除いて得られる残り部分の集合


命題とは
正しいか正しくないかが数学的に決まる文章や数式
例 1は奇数である 2は偶数である

命題が正しことを真 true     時速100kmは1時間で100km進む これは真
命題が間違っていることを false  ニンゲンの水分の割合は50%だ  これは偽

2は偶数である 真 
3は奇数ではない 偽
a=100の時、a<200である 真
a=100の時、a<200かつa>150である 偽
a=100の時、a<200またはa<150である 真
X,Yが実数の時
X+Y>0 XY>0の時 X>0、Y>0になる 真
7+5は12 7×5は35 どちらも0より大きい
Xの2乗=9の時 X=3になる 偽
(−3)の2乗でも成り立つから

論理演算とは
条件式を表したもの
 論理和 AまたはB
 論理積 AかつB
 論理否定 Aではないもの
 排他的論理和 AB両方に含まれる部分を除いたAB

1=真、0=偽である
論理和(OR演算) どちらか一方が1ならば演算結果が1 AまたはB
         a    b    OR演算
         1    1      1
         1    0      1
         0    1      1
         0    0      0

論理積(AND演算) 両方が1ならば演算結果が1 AかつB
         a    b    AND演算
         1    1      1
         1    0      0
         0    1      0
         0    0      0

論理否定(NOT演算) 1つの値を反転する演算 Aではないもの
          a    AND演算
          1      0
          0      1

排他的論理和(XOR演算) 演算する2つの値が一致するときだけ演算結果が0
            AB両方に含まれる部分を除いたAB
            a    b    XOR演算
            1    1      0   AでありB
            1    0      1
            0    1      1
            0    0      0   AB以外
排他的という意味から相手a、bと異なるとき aが1 bが0 aが0 bが1の場合
演算結果が1(真)になる 排他的である

排他的ではないa、bと一致してる時は演算結果は0(偽)になる 排他的ではない

論理演算の法則
 交換法則 分配法則 結合法則
 論理演算だけに存在する法則 ド・モルガンの法則

交換法則 計算式に含まれる項の順序を入れ替えても同じ結果になること
例 32+4と4+32は結果は同じ
     a OR b=b OR a aまたはb bまたはa
     a AND b=b AND a aかつb bかつa

分配法則 括弧を開いて計算することができる
例 10×(8+5) 括弧から計算  10×13=130
        分配法則を使う 10×8+10×5=80+50=130
        a AND (b OR c)=(a AND b) OR (a AND c)
        a OR (b AND c)=(a OR b) AND (a OR c)

結合法則 どの組み合わせから計算しても同じ結果になる
例 3+(4+5)と(3+4)+5の結果は同じ
      a AND (b AND c)=(a AND b) AND c
      a OR (b OR c)=(a OR b) OR c

ド・モルガンの法則 AND演算とOR演算を相互に変換する法則
          複雑な論理演算を単純化する場合も利用
          NOT(a AND d)=(NOT a) OR (NOT b)
          NOT(a OR d)=(NOT a) AND (NOT b)
NOT(a AND d)=(NOT a) OR (NOT b)
AかつB以外(NOTのため)の部分=A以外 B以外=AかつB以外の領域

NOT(a OR d)=(NOT a) AND (NOT b)
AまたはB以外(NOTのため)の部分=A以外とB以外=AB以外の領域

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