No.3 どっちの意味でドキドキしてる?

アスレチックへとあっという間に辿り着いた
アトラクションの案内人?になりたいと言っていて
バチボコに似合うなと思ったのは内緒
落ちたらひとたまりない場所でそれなりに怖かった

「それなりに」怖いと気付けたのは彼女のおかげだ
あまりにも彼女がとてもとても可愛い悲鳴を上げるからだ
どこからそんな声が出るのか???と思わず笑っちゃうくらい
私にとって黄色い悲鳴をあげるから自分自身への恐怖に
打ち勝てたのかもしれない
ありがとねと

面白いもう二度と聞けない声を聞くため
それなりに怖いで終わったのであった

彼女もこのアスレチックに来るのは予想外で
ヒートテック装備を後悔していた
それは嬉しい誤算であってほしい気持ちと
ついてきてくれてありがとうと、いろんな感情が過ぎる

楽しかった時間はあっという間
悲しいことに終わりを告げる

予想を超えて計画を壊してそれでも楽しいと感じた時から
私は好きになってしまったのかもしれない

この人とならどんなところでも楽しめる
アスレチックだからじゃない、ただ道を隣で歩くだけでも笑い合える
そんな予感が予感のままで今は閉じ込めておこうと言い聞かせて

次の予定はバッティングセンター後に行こうとしていたカフェへ行くことに

移動中も私を困らせることがあった




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