Here Comes the Bluesman~ビルボードライブ大阪の想い出

昨年はB'z35周年。ライブ、イベント満載で、ファンにとって(もちろんB'zのお2人にとっても)大忙しのハードかつハッピーな1年となりました。
その翌年となる今年はソロ活動の年。1バンド→2人各々で活動量2倍となることは覚悟しておりましたが…
しかしまあ前年忙しかったから少しゆとりを持って~などとならないのが松本さん稲葉さん。

年齢を重ねたことでかえって
「今やりたいこと全部やる!!やれるうちに何もかもやるっ!!」
て勢いで2人揃って爆走されるもんだから、松本さん情報・稲葉さん情報の連打に次ぐ連打、それぞれのライブのチケット取りに追われまくるうち気がつけば今年も半分以上終わり・・・

振り返ればとても素敵な、とても素晴らしい経験をさせてもらったのに、しみじみ余韻を噛み締める暇もなく次の大波にさらわれてしまって…すごくもったいないことをしたなぁと。

その最たるものが、松本さんのBluesmanツアービルボードライブ大阪公演に参加できたこと。
なので遅ればせながら、ツイッター(現X)に書きなぐった内容をまとめて「私、ちゃんとあそこにいた」自己確認をしておこうと思います。

以下、演奏そのものについての感想はなく、ごく個人的体験の覚え書きです。

「今もって夢かうつつかよくわからないんだけど…
きのうビルボにてギターテックさん越し真横最前列松本さん横顔肉眼注視し放題席で玲なる音色をたっぷり浴びてきました。
誰にお礼いえばいいのかわからんけどとにかくありがとうございました本当にありがとうございました」
上記ツイッターに殴り書きしたのが5/24のこと。

遡って5月初めの頃、ワタクシだいぶやさぐれておりました。
いくら申し込めどBluesmanツアーのチケットはまったく当たらず。ブルノ・ビルボなどと贅沢は申しません、豊中最後列でいいですからなんとか…という祈りむなしくマッチングもはずれ、「もうこれダメじゃね?」と。
なにしろ今までチケット早い者勝ち競争ずっと負け続き(取れるのは半日経っても残ってるような放出チケ多い時のみ)。こんな高倍率チケット手に入るはずがない・・・

それでも豊中直前販売に一縷の望みを~と、ブルノ・ビルボはほぼ諦めていました。当日ぴあアプリ開いてもやはり瞬殺で終了してる。
でも豊中の予行演習として一応チャレンジしてみようか…ビルボ大阪なら万一の時(?)名古屋から数時間でギリ間に合うし(日帰りできる1stねらい)

5/23 14時
では直前10分だけチャレンジ~→案の定すぐ終了。ですよね…
→おや?サービスエリア復活した→枚数選択までは行けるけどやっぱ無理か
→もうすぐ10分~そろそろあきらめ…!!!!確保しましたとか出てきた!?マジで??いや呆けてる場合じゃない!急いでゆっくり正確に入力!→購入完了~と、とれたっっ!!??

そして大急ぎで着替え→14時30分自宅出発
会場所在地もよくわかってないまま新幹線に飛び乗り、大阪に行きゃなんとかなるだろうと・・・
ひとしきり周辺ウロウロ迷った挙句、開演1時間前には現地到着できました(行き方教えてくれた警備員さんありがとう!)

直前席の席割り決め結構ギリギリだったようで…ビルボスタッフさん達わたわたしてて、直前民全員席に着いたのは開演間近だったかと。

で、私の席は・・・ステージ真横!!!!最前列!!??(呆然)

ステージ真横、どころかステージ上の松本さんのちょうど真横。つまり…
松本さん→ (少し下がった位置に)Bass麻井寛史さん→音響機器&ギターテックさん→松本さんのギターたち→狭い通路&テーブル→私(松本さんと横一直線上!!)
という配置。ステージ自体コンパクトなだけに非常に近い。

ギターテックさんのポージング(?)によって松本さんの見え方変わる。
ほぼずっと横顔見えて、大体上半身見えて、時々膝小僧まで見えて…ビブラートのたび小刻みに震える手・腕が肉眼でくっきり見えて…感激でした。

ギターテックさん邪魔だなぁとは全然思わず、むしろお仕事を近くで見学させていただきとても興味深かったです。
次の出番のギターを準備して松本さんに手渡し、出番から戻ってきた子を布でふきふきしたり。出番直前のギターの弦をつま弾いて確認したりしていた。
テックさんの背中にかかった松本さん愛用のストラップを間近で見られたのもうれしかった。特に美しい龍柄ストラップを目にした時は大感動でした                                                             ~

そして目の前にはずらりとスタンバイ中のギターたち・・・
今思うと、手を伸ばせばすぐ届くようなとこにめちゃ高額、いや値段以上に尊い楽器たちが無防備に置かれていて、SCENES以来あんなに近い空間にいられたのも凄いことだ・・・

一番しあわせだったのは…
松本さん奏でる最後の一音が虚空に溶けて消えゆく瞬間まで、静寂の中で味わえたこと。
みんなで賑やかノリノリになる時はもちろん楽しく。でも基本「ちゃんと松本さんの音色聴きたい」勢の集まりなのでフライング拍手歓声なしにじっくりと音を堪能できました。

最愛のWaltz in Blueを生で聴けてしあわせでした。
1090ラップ部分で「松本さんお口動いてる!」のを目にして驚いた。豊中配信でもそうだったので毎回口ずさんでらっしゃるんですね。

稀に逆サイドにいる大賀さんの満面の笑顔が見える。
私の視界に入る時は大賀さんが松本さんの方を見てる時=常に最高の笑顔なのです。

メンバーのステージへの動線がたまたま私のいた側だったので、入退場時には松本さんがほんの1mほど先を通られました。今までで一番近い距離。
サポメンの方々が楽しそうに通路沿いの観客とハイタッチするなか、松本さんは少しはにかんだように床に目を落としながら両側から出された手にそっとタッチしてらして、いと奥ゆかし…という風情でした。

帰宅すると、別に飛んだり跳ねたりしたわけじゃないのにどっと疲れが・・・たぶん一音一音に集中しようと息をつめて体がぎゅうっと緊張してたんだと思う。
松本さんにしたら「もっとゆったりリラックスして楽しんでよ~」と思われるかもですが…人生で初めての体験ですから(そしてもう二度とないかもしれない…)


ライブの感想はここまで。
以下、蛇足…(いずれ消すかも)

私はほんの紙一重でチケットが舞い降りたけど、やはりもう少しキャパなんとかならんかったかね…と今更ながら思ってしまう。
せめてコロナ禍で中止になって泣く泣く払い戻した人たち(私もその一人)が、なるべくみんな参加できるくらいの規模であってほしかった。

そして直前販売。そのおかげで私自身恩恵を受けたものの、やはり従来からのもやもやは残る。
時間的自由と機動力のある人に圧倒的有利、様々な事情でそれが限定されている人にはとても不利なシステム。1公演も行けない方々が多数いる一方、複数公演参加している方もいて(それが悪いとは言えない。行きたくなる気持ちはわかる)・・・完全な平等は無理でも、もう少し何とか販売方法改善できないものだろうか~と、今回のような希少公演では特に複雑な気持ちになるのでした。

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