価値観というか文化というか。

お付き合いや結婚の上で必ず生じるもの
それは価値観の違いである。
若い時はそれが生じてすぐお別れになることもあっただろう。

私は12歳離れた旦那の元に嫁いで
もちろん価値観の違いにもたくさんぶつかったが
未だに受け入れられていないものはどちらかというと
文化の違いだ。

私は恥ずかしながら、独身時代一人暮らしの経験が無い。
ずっと実家にいたからこそ、実家の文化のまま嫁いだ。
例えば一人暮らしをしていて、素敵な彼氏と同棲経験なんてあれば
他の文化に触れる機会もあっただろう。
しかし、私にそんな機会は無かった。

そんな私と旦那
育ってきた環境が違うので
夏がダメだったりセロリが好きだったりするのだが
私は2つ、旦那家の文化で受け入れ難いものがある。

①賞味期限
私は実家にいた頃、全くと言って良いレベルで
消費期限はもちろん賞味期限も
それらを切らしたものを食べることが無かった。
なので結婚して初めて賞味期限切れのパンを食べた時は
何ともいえない罪悪感のようなものを抱いた。

そもそもうちの母は賞味期限も切らすことが無かったので
例えば1月30日に1月30日までのパンがあれば
「天馬!これ、あと1時間15分のうちに食べて!」
と、22時45分頃言ってくるタイプだった。

後々周りに聞いて知ったことだが
旦那家のような文化は他のお宅でも普通にあるようで
実は自分が小数派だと知った。

それでも未だに抵抗がある。
そして義母よ
何故貴方は「使う予定のないもやし」をしょっちゅう購入してくるのか。


②名前を呼ばない
これは今回の本題と言える。
今我が家には私と旦那と義父母
計4人が生活していて
食事等も一緒にすることが多い。

そういう時にいきなり義母が話し出し
義父はテレビを見ている。
私は義母が誰に話しかけているのかわからない。
「ねぇお父さん、聞いてるの!?」
急に御立腹な義母。私は全力で「きょとん」とする。

それは旦那にもあり
食事の時等皆で向かい合っている時は構わないのだが
「この間リビングにいた時話してたじゃん」
という「当然聞いてましたよね」的な発言がよく出てくる。

私は先日この件に関して少しキレた。

コミュニケーションが上手くいかないのを一方的に相手のせいにするのは
あまりしたくないことだが
相手の名前を呼ばずして一方的に発した言葉が伝わっていないのは
もはやコミュニケーションではない。
ちょっと大きな独り言を聞いてもらえないで駄々をこねる構ってちゃんよ
正気かね。卒業したまえ。
的なことを割と原文ママで言った。

義父母と旦那の間にも上手く会話ができていない時が目立つので
これがずっと続いていたのかと思うと
彼らが少し短気に感じるのは仕方ないことなのかもしれない。

そして旦那が生まれて、というより生まれる前から義父母がそうなのであれば
45年以上、そうして暮らしてきた彼ら。
今更この文化をどうにかすることは出来ないと判断しているので
今日も私のコミュ力は向上し続ける。

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