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買っちまったよなァ ホムベをさ

我が家は朝食≒パンの家です。だというのにホムベ(ホームベーカリーの略)を未所持でした。
ホムベ、ちょっと調べると利点より難点の方が目立って出てくる印象がありまして。だいたいはコスパやタイパのお話。結局トースター&市販の食パンが手堅いとかそんな感じの。

関係ねぇな

こちとら趣味に僅かなりとも金を突っ込めるいい歳したおっさんゾ?
『欲しい』と思ったなら! 既に行動は終わっているんだッッ!
『買った』なら使ってもいいッッ!

っつーわけでよォーっ 買っちまったんだよなァ~。


ふかふか

焼いちまったよなァ 食パンをさ。

流石はパンを作るための機械、材料の粉類と水とバターを入れたらスイッチピッピで後は勝手に発酵やらなんやらやってくれる。ただちょーーーーっと時間がかかるのだけが難点だがよォーッ(早出来食パンなメニューでも3時間)。
まぁしかし、焼きたての食パンなんてホテルでも泊まるかベーカリーのオープン時間を狙うかしないと、なかなか普段の生活には入って来ないもの。それを(ちょいと手間暇かけて時間を合わせる必要はあるが)いつでも手に入れられるようになったというのはQOL上がった気になるってもんだよなァ~。

ってもよォーッ こいつ別に食パン””だけ””しか作れねぇってわけじゃァねーんだぜ。
マニュアルとにらめっこだが、今後もっとこいつのポテンシャルを引き出してやるからよォーッ。


その他料理


からーげ

唐揚げ嫌いって人はニワトリに親を殺されたんだと思う(暴論)。

まぁとにかく、そのくらい唐揚げってのはハズレにくいメニュー。
で、カレーやラーメンみたいなもんで、唐揚げって一口に言っても色々ある。めっちゃある。
その中から今回は『ブライン液』を使ったレシピを。

↑ブライン液でのレシピ。
ブライン液ってなんぞというと、水+砂糖+塩の液。これに鶏肉を一口大に切ってから一晩(最低3時間)冷蔵庫で漬け込んでおくとむね肉やささみであっても柔らかジューシーに仕上がるというシロモノ。
まぁ拙者は鶏ももが好きなので鶏もも使ったんですけどね。元からジューシーの素質十分なやつを過剰にジューシーにしてやったぜゲヘヘ。

↑塩唐揚げのレシピ。

で、今回は塩唐揚げにしようと決めてたのでこのレシピを参考に味付け。
レシピだと600gだけど435gくらい×2パック買ってきて全部使った。唐揚げなんてなんぼあってもえぇですからね。揚げるだけで結構な時間かかった。そらそうよ。
あ、揚げるって言っても私油を鍋に張って、とか危ないし処理大変だし不健康なのでやりません。ノンフライヤー使ってます。
ノンフライヤーも色々種類あるんで一概には言えませんが、まぁ大体揚げ油使うレシピでも応用できます。一度目の揚げ温度は170度狙いで、予め10分予熱しておいて。7、8分ほど揚げたら一回キッチンペーパー敷いた器にとって油を切ってから190度で5分、二度揚げです。もう少し時間延ばしてもいいかも。多少焦げるくらいの方がカリカリ感は出る、かも。まぁ結局種類であり好みですけども。


デキる料理人(めしつくりんちゅ)ってのはリメイクができるもんさ

で、一回で食べきれず余った唐揚げ。冷凍してとっておいてもいいけど、翌日くらいなら冷蔵庫で十分。だしと玉ネギとで卵とじにして親子丼にしてやろうって企てました。

↑レシピッピ。

とはいえ親子丼のためだけに三つ葉買うのはコスパ悪いし、三つ葉の他の使い道ってお吸い物以外知らないので買わず。代わりに浅葱でも散らせばいいべ、なぁに最悪小口ネギくらい冷蔵庫にいつでもある、あれをみじん切りにすれば最低限の体裁は──なんて思ってたんですけどね。

ねぇでやんの。

無い袖は振れません。潔く玉ネギオンリー。
ついでに言うとみりんもない。まぁみりんなんて砂糖入りの酒ですからね(暴論その2)、砂糖+料理酒でごまかして。顆粒だしもないから白だし入れて。塩分は唐揚げの分もあるから醤油は控え目に。
なんてやったんですがね、やっぱり卵をいい感じにはできませんでしたわ。溶き卵を入れる場合は火を弱めるor止めるべきって書いてないの、罠だと思います。オムレツを半熟にするコツとか目玉焼きのコツとか見るとだいたい火は弱めとか一度濡れ布巾でフライパンを冷ますとか書いてあるやん。卵に高温はアカンねんて。


↓のサムネとはだいぶ違うけど同じ物

で、こちらはとあるフォロワーさんに名前を出してみたら興味を持ってもらったのでじゃあ作るか、と作った「ガレットブルトンヌ」。
フランスはブルターニュ地方(多分)の焼き菓子です。バターたっぷりでさくほろ食感。
↑のレシピでは粉類をフードプロセッサで混ぜてますがそんなご大層なもの使わなくていいです。フランスの田舎のご家庭やぞ。全部ママンの人力に決まってるやろ。
ママンがいなくても、まぁ、篩にかけて合わせるだけで十分です。バターはゴムベラで練り込みましょう。練り込むので冷やしておかなくていいです(粉も)。常温に戻しましょう。あ、でも細かめに刻んではおきましょう。その方が楽です。
卵も漉したりしなくていいです。田舎のママンは豪快で、細かい事は気にしないのです。ていうかこだわるならそもそも卵黄と卵白に分けるべきです。卵黄だけにした方がより生地に艶やかで色の良い照りが出ます。中途半端は一番よくないです。A/Nで行きましょう。わかりやすいっていいですよね。
生地を棒状にまとめて、とかありますが、ラップで包んで冷やしたりしないと棒状にはまとまりません。パン生地より全然ゆるくなります。これを手でまとめるとか無理難題です。ママンは魔法使いではありません。力でねじ伏せられない物事は大嫌いです。オーブンの天板にクッキングシートを敷いて、その上にアルミカップ(焼き菓子用もしくはお惣菜盛り付け用)を並べ、大匙かお玉でも使って生地を流し込み、ゴムベラで表面を均しましょう。そこに卵を塗ります。模様はつけてもいいしつけなくてもいいです。味は変わりません。見た目の問題です。腹に入れば同じですし、香りも変わりません。
ラム酒ですが、ホワイトでもダークでもお好みで選べばいいかと思います。小匙1とありますが、これは焼き上がりを口にして飲み込んだ後からほんのり香る程度の量になります。大人の方はもう少し強めに香ってもいいかもしれません。バターはたっぷり使っているのでラムを多少増やした程度で香りは損なわれません。アーモンドプードルの風味が心配ですが、そこは兼ね合いで。

このように、フランスの田舎のママンは懐が深く、多少のあれそれは力でねじ伏せます。ねじ伏せた先に美味しい焼き菓子があればママンは笑顔なのです。あなたもねじ伏せて笑顔になりましょう(誤った勧誘)(フランス、ブルターニュの麗しき御婦人方、申し訳ありませんでした)。

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