トムクルーズ アメリカンドリームと命知らず

(おすすめの人)

アメリカンドリームの描写が好き/命知らずなパイロットが好き/裏社会ものが好き/実話に基づく話が好き

(感想)

観れば面白いのだがこうやって振り返ってレビューを書こうとすると特筆すべき点が見当たらないというようなアメリカ映画でした。暇だから、軽い気持ちで映画とか見たいなくらいの気分の時にはおすすめです。度胸があってチャーミングなトムクルーズははまり役なのでファンは見ておいた方がいいかもしれません。

(ネタばれ含みます↓)

CIAに協力を頼まれてスパイ行為を始めるのだが、その中でだんだんと麻薬の密輸に手を染めて。。。というストーリー。この映画の中で見どころなのは最後まで見ている方も「本当にこの人はCIA?」と信頼できないのでバリーの葛藤が追体験できるというところです。そんな状況でありながらも売人と奥さんを信用させるバリーの自信あふれる態度はすごいなと思いました。麻薬で大成功してからは「本当にこういう世界があるんだろうな」となんだか社会科見学をしたような気分にもなりました。富と裏社会のコネクションで見ていても痛快なシーンもあるのですが、奥さんの弟(出来が悪い)が出てきてからは分かりやすく雲行きが怪しくなっていきます。家族は選べないよなあと何だか思わずにはいられませんでした。

バリーが殺されてしまうまでの描写はこちらも彼と同じようにいつ”その日”が来るのだろうと思わせられるようになっています。彼は自分に関係のない人を決して巻き込まないように注意を払っていたのが印象に残っています。

最初にあんなことを書きはしましたが、見始めたら最後まで見ずにはいられません。

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