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自然保護とメッセージ性      Dare to be wild あえて自然のままに。


"DARE TO BE WILD"は邦題では「フラワーショウ!」という映画。

(絶対に元のままの題名のほうがかっこよかったしメッセージ性があっただろうという思いも多々ある。)

映像にストーリーも良かったのでぜひ知ってもらいたいと思った。

事実に基づいたストーリーなので映画を見終わった人はぜひ実在の人物としてのランドスケープデザイナー、メアリー・レイノルズさんについてもサクッと検索してみるといいと思う。私自身もサクッとしか検索できていないのでとりあえずWikipediaページなどをリンクとしてここに貼るに留めておく。

Landscape designerというのは初めて聞いたけれど、日本庭園のことなど考えるとなんとなくわかった気にもなったりする。

ちなみに、こちらもWikiによると

Landscape design is an independent profession and a design and art tradition, practiced by landscape designers, combining nature and culture. In contemporary practice, landscape design bridges the space between landscape architecture and garden design.

ということらしい。これでもよくわからないという感じではあるので詳しい方がいらっしゃったらぜひ教えていただきたいなとも思う。

映画の話に戻ると、主人公メアリーがガーデンデザインの有名なコンテストに出るために困難を乗り越えていくというさっぱりとしたストーリー。定番を非常によく踏襲しているので見ている人が迷子になることが決してないという点でも優しさを感じる。あっさりとしているとも言えてしまうけれどね。あとは、映像がきれいで、音響効果がとても私好みだった。バイオリンの音色もすごく素敵でいいサウンドの設備の中で浸るように見るのがこの映画を最も生かした鑑賞の仕方かもしれない。


私は、最近自然についての関心が向いてきているからこそこの映画がなかなか響いた。映画の中に名前だけではあるが日本人が一人出てきているので日本人としてはなんだか嬉しくもなる。ちなみに彼女(香織という名前しか映画には出てこない。)も実在の人物でとても立派なことをなさっている人だった。以下のサイトは彼女が代表をしているNPO のサイトで映画のことも詳しく触れているので読んでみると面白いと思う。


私語)映画の中に出てくる彼女のデザインモチーフを見ていると「スパイダーウィックの謎」(2008)という映画を彷彿させるものもあって、同じようにケルト神話とかアイルランドが背景にあるのかなとか思ったり。確か、一時期イエィツについて調べてみようと思った折にケルト神話辞典購入を非常に迷ったのだが今度こそ購入に踏み切ろう。


本筋に戻るが、映画においてヒロイン・メアリーがとてもパワフルなことに励まされる人は少なくないはず。コンテストにアプライできないような状況においても金メダルを取ったときに言うことを考えてそれを冷蔵庫の扉に張り付けて置いたり、祝賀会(?)みたいなものできるドレスもその頃から用意し始めていたりと「普通ならあきらめるでしょうよ。」ということを意にも介さないあたりに成功のカギは眠っていたんだろうなと思わされます。

あとは、だれに対しても正直だし思いやりがあるのもいいところ。こちらの心が洗われる。

苦労している彼女にだれも手を差し伸べてくれない場面とかを見ていると、力や権力のある人はこういう人にこそ手を差し伸べてあげないといけないのだろうなと思った。また、かなり前衛的な彼女のデザインは評価されるのに時間が借るけれどそういう時に王室が仕事を依頼したりしていて、それこそが王室とかがするべき仕事なのだろうと納得をしました。

「身分の上下関係があるのは、上のものが下のものを守るためだ」とはどこで聞いたのか思い出せないのだけれど身分ではなくっても力のあるものが進んでそういうことをしていくのは必要だと思う。


そんなことで今回の感想は締めさせていただきます。


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