ニューヨーク・レンジャーズを応援する。52
VSカロライナ・ハリケーンズ
(STANLEY CUP 2回戦・GAME6)
辛勝→辛勝→辛勝→惜敗→ボロ負け
どんどん勢力を増すハリケーンズとの試合はアウェーで迎える第6戦。
この試合もボロ負けしたら非常にまずい。
Jonny Brodzinski選手が2試合振りに出場。
GKは勿論今日もIgor Shesterkin選手である。
第1ピリオドは勝負を急ぎ過ぎた前回の反省を踏まえてかスロースタート。
それで良い。後半から勝負くらいの気持ちで良いと思う。
前半は2点差以上つけられなければOKだろう。
実際はちゃんと敵陣に攻め込んでいるのだがほとんど得点のチャンスが訪れない。一方でハリケーンズの攻撃もしっかり防いでいた印象。
このままスコアレスならベストだぞ。
と思った残り1分半でハリケーンズ先制・・・・
ゴールネット裏からのパスを素早く逆サイドに放り込む鮮やかなシュートだった。
予定通り(?)0-1で第2ピリオドへ。
第2ピリオド開始2分でハリケーンズがペナルティ。
ここ2試合全然得点できる気配がなかったPOWER PLAYだけど元々は得点源にしていたのだからそろそろ決めたい。
決めたかったのだが・・・・
40秒程でこちらもペナルティを取られてしまい4on4に。
結果、4on4後のハリケーンズPOWER PLAYで得点を許してしまうという。
やってはいけないと思っていた2点差。
と言っても試合時間はまだ半分以上ある。
1分後、Artemi Panarin選手のシュートがVincent Trocheck選手の軌道修正によりゴールネットへ!!1点返した!!
1分で1点差に戻せたなら大丈夫。
この点差をキープしたまま後半に進みたい。
9分半程。
ハリケーンズのエースSebastian Aho選手のシュートが決まり再び2点差。
また2点差になっちゃったよ。大歓声。まずい。
もう1度点差を詰めなくては。後半。
予定通り(?)レンジャーズの攻撃シーンが少しずつ増えてきた。
3回くらい相手GKとの1対1の場面を作った。
しかし全てGOALならず。1-3で第2ピリオド終了。
アイスホッケーで得点するにはひとつまみの運が必要なのだと思う。
3回の得点チャンスを全て逃したレンジャーズ。しかも内1回はゴールラインギリギリまで来た所を掻き出されて得点にならなかった。
運に見離されたか・・・・
それでも攻撃の機会が増えているからチャンスはまた来る筈。
そう信じた第3ピリオド。序盤からハリケーンズのシュートが!!
ポストに弾かれる!!
シェスターキンさんの肩に当たって危うく入りそうになる!!
更にゴールのギリギリ右側にも飛んでくる!!
更に更にシェスターキンさんの真正面に!!
怖すぎる!!勘弁してくれ。
3点差になったら流石に終戦と思わざるを得ない。
助けてくれ神様。何の神様に願えば良いのかわからんけど。
どこに居るのかもわからんけど!!
私は願ってみた。どこに居るのかわからん神に。
果たして。
アイスホッケーの神は氷上に居た。
6分43秒。
Mika Zibanejad選手がゴールネット裏からGKの背後を狙うシュート。
確かここ2試合レンジャーズがこの技で得点していたがこれは止められる。
しかしパックをGKが抑える前にChris Kreider選手が押し込み1点返す。
再び1点差。
11分経過した所でレンジャーズ2回目のPOWER PLAYに。
そして待ちに待った11分54秒。Artemi Panarin選手のシュートが入りようやくPOWER PLAY GOALが決まった!!同点だ!!
ちなみにこのシュートは途中で軌道修正したChris Kreider選手のGOALとなったらしい。この試合この第3ピリオドで2本目。
互角の勝負にまで戻せている。
15分41秒。
CHRIS KREIDER!!IT'S A HAT TRICK!!!
この間9分。
2度の2点差で諦めかけたけど・・・・遂にひっくり返したぞ!!
あ、いやまだ試合終わってない。ハリケーンズEMPTY NETに。
そしていきなりシュート撃ってくる!!やっぱり怖い!!
勝ったと思ってはいけなかった。気抜いたらあっさり同点にされてしまう。
何度も弾き返して残り1分。
Barclay Goodrow選手が自陣からロングシュートで空っぽのゴールへ!!
YATTAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!
NYR 5-3 CAR
最強のライバルを倒したぞ!!
3連勝した筈なのに物凄く苦しい戦いだった。
「怪物的な第3ピリオドだ」
かつてハリケーンズでスタンレーカップを手にしたことがあるPeter Lavioletteヘッドコーチは試合後こう話したらしい。
どうやらChris Kreider選手は神様ではなく怪物だったようだ。
ちなみに私は今までずっとクリス クレイダーさんと発音していたけど
本当はクリス クライダーさんが正しいらしいな。
ということで以降はクライダーさんと発音する。
そんなクライダーさんは2009年のドラフト1巡目指名を受けて以来レンジャーズ一筋で活躍してきた。
レンジャーズのフランチャイズ記録を色々更新したり、これから更新しようとしていたりする。十分レジェンドと呼んで良いだろう。
チームが誇るレジェンドとレンジャーズの更なる活躍にご期待ください!!
続く。
PS.
これぞレジェンドの立ち振る舞い。
来シーズンは一緒にレンジャーズを応援しような。