直接的な関わりが限られた現状の中で
人と接したとき
ものすごく敏感に情報をキャッチしている自分がいるのにもかかわらず
逆に
現実味がないような
超精密な映像を観ているかのような
不思議な感覚に陥る
其れは

細やかな光の粒で表現され

実体があり

触れることもできる

なのだけれども
其れは

お互いが

安全な距離を保つことを意識下において接する過程で生まれた
優しみでできている
其の

見えない

越しに

其の一定の距離で
鼻と口をマスクで覆うことで

視覚と聴覚に頼る部分が大きくなったことに
寄る

錯覚


その人の温度や
息づかいや
匂いや
鼓動

感じることができない距離

手を伸ばせば触れられる距離にいても

触れないように接する






互いの映像の中で

言葉と (光と)
言葉にならない (闇の)
繊細な繊細な交流をして

感じあって
伝え合って
確かめ合って
別れる

そしてまた星はかえり
ひとり

受け取った感覚を
身に沁み焦がせ情熱を
自らを形成する一粒一粒が
湧き立ち歓喜している
これが

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