幼馴じみがくれた激素敵プレゼント

幼馴じみが中学生の時に誕生日プレゼントをくれた。
革製のキーホルダーだった。
貰ったときは「こんなもんくれても使い方分からないなぁ」と、思いあんまり嬉しくなかった。でもまぁ、くれたので鍵につけて十数年がたった。
それを今日、鍵を閉めるときに見てみると中々良い色になってた。雑に使ってるので傷もあるがそれもいい味を出していた。
その時に幼馴じみがくれたこのプレゼントは本当に良いものだったのだと感じた。
中学生の時にこういうものをプレゼントしてくれた幼馴じみのセンスは凄い。

自分もよくプレゼントを他人に買う。他人にプレゼントを買うときに自分が気をつけていることは
・消耗品であること
・貰って困らないこと
・場所を取らないこと
の3点に気をつけている。
なのでラインギフトのスタバチケットなどは便利だ。よく贈っている。

それを踏まえた上で幼馴じみの革製のキーホルダーをみてみると
・貰って困らないこと
はクリアしている。キーホルダーなんか持ってなかったし。くれる人もいなかった。
・場所をとらないこと
も結構満たしている。鍵の縦幅は増えたがそれがしゃらくさい程かと言われたらそこまでではない。逆に探しやすくなった気がする。
・消耗品であること
は満たしていない。革製だし丈夫だ。長持ちだなぁ。
いや、消耗品じゃないから良かったんだ。
貰ったときの嬉しさはあまり高くなかった。しかし、こうして時間が立ったときに一緒に過ごした時間が加わった。そうすると自分にとって特別な物に変わった。そして、その間関係性を閉ざさないで続けてくれた幼馴じみに対して感謝の気持ちが今生まれた。
そうだな。幼馴じみは俺がうまくいってなくて関係性を閉ざしたときも俺を誘ってくれた。あぁ、そうか。あいつはやっぱり良いやつだったんだな。飲みに誘おう。ありがとうを言おう。言えるかな。よくわからない照れくささがあるなぁ。
 
あ、そっか。幼馴じみとの関係性もこのキーホルダーに付加価値を生み出してるんだな。
関係性を閉ざして、仲が悪くなってたらこのキーホルダーは悪いものになってたんだもんな。

とりあえず、ぐだぐだ述べたが幼馴じみがくれたプレゼントはめちゃめちゃ良いものだった。もらったときのありがとうがタイムカプセルみたいに時を越えてもっとありがとうになってる。素敵だな。

俺も革製のキーホルダーや小物を関係性を続けたい誰かや大切な誰かに渡したい!そんな気持ちでしたね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?