THE SECOND 2024

ガクテンソク優勝おめでとう㊗️🎊
3本とも強くて安定感ありましたね。
門扉ってワードでここまで笑わされるとは思わなかった。
関西では結構有名だけど、いかんせん人気が無いので全国的には知名度ないのかな。
関西では漫才番組で必ずと言って良いほど出てるけど、今まであんまり真剣に観たこと無かったな。
ザ・セカンドというショーレースバイアスが発動して初めてちゃんと観れた気がする。
結果めちゃくちゃ面白かった。
今までないがしろにしててごめんなさい。
納得の優勝です。
ところで今年のザ・セカンド、学天即の他にも面白いネタがたくさんあった。
さすがに全部のネタが面白かったは無理があるけれど。
っていうか来年以降、今年を超える回があるのかな?と思うくらいレベル高かった。

まず押さえておきたいは、セカンドはネタ時間が6分なので、M-1みたいな4分の漫才とは全く別のフォーマットであること。
そのため、起承転結いわゆる構成力がそこまで重要視されておらず、6分間での満足度がものを言う。
いや、ちがうな、6分間でストーリーを優先させると、観てる方がどこかで集中力を切らして付いていけなくなる感じ。
それゆえにコント漫才やキャラ漫才にした場合、設定が受け入れられなかったら相当キツい6分間になる。
王道のしゃべくり漫才が向いていると思う。
漫才のテーマは分かりやすくてありふれたモノが相性良い。
掴みっていう掴みはいらないけど、自己紹介はすごく大事で、見た目の事とか独身・既婚者とか短い時間でその人の情報を出してくれた方が安心して見れる。
6分っていう時間を預けるのだから、怪しくない人に預けたい。
だから序中盤はペース全然ゆっくりで良い。
笑うほどでも無いけど、見続けられるなって思えるぐらいの熱量が必要。
M-1ほどのスピード感が必要無い分、どっしりとした安定感もいるんよね。
ほど良い熱をキープしつつ、後半にかけて、畳みかけていく、どこかで1つホットワードが当たると会場が一斉に沸く。
1回あたるとフィーバータイム始まるから、ボケツッコミするだけで何言ってもウケる。
これがザ・セカンドの勝ち上がり方。
今回のガクテンソクが正にそれだった。
準決勝の金属バットvsガクテンソクが事実上の決勝戦だった。(後世に語り継がれるくらい良い勝負だった)
筆者は金属バットに3点、ガクテンソクに(3点に近い)2点の評価だった。
客観的にみても笑いの瞬間最大風速は金属バットに分があったように思う。
ただ、金属バットは人によっては引いてしまうワードを出していたので大衆ウケは難しいだろうなと。
審査員は一般人なので、評価の比重が各々ちがうけども、6分間トータルで見たら、ガクテンソクが上回ったのは納得だった。
会場のお客さんに「面白いワードが出てくる面白いネタをする人たち」と認知されたから、決勝戦はそのままの勢いで余裕だったように見える。
他にもタイムマシーン3号、ななまがりは相当面白かった。
タイマ1回戦敗退は今大会で唯一、判定の疑問だったかな。
ななまがり、安心の自己紹介掴みで最高のスタート。ただ、キャラ漫才が向かい風なので、終盤にかけて思うように受けが伸びなかったかな。それでも、6分間みれたから面白かった。
ザ・セカンドはM-1と違ってそこまで競技色が強くないので、身構えずに観れるのが良い所だと思う。
今まで知ってはいたけど、ちゃんと見た事ないコンビを見る良い機会になる。
いつか大会当日の一般人審査員になって、感想でキレの良いコメント言いたいな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?