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霧氷が好き

今日から長い冬休みが終わって仕事始め。
会社に行って早速目についたのがこの記事だ。

輝く霧氷のなぜ? 出かけよう!霧氷の山 楽しむために知っておいて得なこと
https://magazine.kojitusanso.jp/guide-column/輝く霧氷のなぜ?%E3%80%80出かけよう!霧氷の山%E3%80%80楽し/

僕の雪山に行く一番の目的は霧氷を見ることだ。
霧氷とはWikipediaによると
「霧氷(むひょう)は着氷現象の一種で、氷点下の環境で樹木に付着して発達する、白色や半透明で結晶構造が顕著な氷層の総称。」
気温がマイナス5度以下の適度に風が通る場所でよく見られる。例えばこんなのが見える。

寧比曾岳

四阿山

綿向山

武奈ヶ岳

明神平

御池岳

南沢山

大川入山

北横岳

荒島岳

猪臥山

白と青空のコントラストは心を奪われ時間を忘れる美しさ。
5年前に寧比曾岳で偶然霧氷に遭遇し、GWの四阿山で霧氷の森であまりの美しさに立ち尽くして以来、霧氷の虜になっている。初めは白の美しさに心を埋められる想いであったが、その背景に青が見えるとその白さはさらに輝きを増し美しくなることを知った。
但し、霧氷を見に行くのは容易では無い。冬の標高2,000m以上なら見える可能性は高いが、西穂高や木曽駒ヶ岳、北横岳のようにロープウェイがあるとこなら容易に行けるが、無いとなかなか難易度は高い。東海・関西圏の2,000m以下の山だと以下の場所が霧氷が見えやすいようだ。
・南沢山、横川山(岐阜・長野)
・富士見台高原(岐阜・長野)
・伊吹山(岐阜・滋賀)
・面の木園地(愛知)
・御池岳(三重・滋賀)
・藤原岳(三重)
・竜ヶ岳(三重)
・御在所岳(三重)
・霊仙山(滋賀)
・綿向山(滋賀)
・武奈ヶ岳(滋賀)
・三峰山(奈良)
・高見山(奈良)
・明神平(奈良)
・金剛山(大阪)
※八経ヶ岳始め大峯奥駈道は標高以上に秘境なのでどこでもそれなりに見えるんじゃないかな。知らんけど。

これら見えやすいところの共通点は風の通り道があり、その風が山にぶつかる地点であること。
風は過冷却水を運ぶ。過冷却水とは霧や雲の粒で、直径が0.01~0.03ミリメートル程度の微小な水滴だ。このような小さな水滴は0℃以下の温度、マイナス10度や20度になっても凍結しないで液体の状態でいる。空気中を浮遊しているこの微小な水滴は樹木など事物にぶつかるなどのきっかけで瞬間的に凍る。
風に運ばれた過冷却水は、風の通り道にある樹々にぶつかり霧氷になる。霧氷の出来ている場所というのは必ずしも標高が高いところというよりは、風が通る峠道、稜線上もしくは稜線の風が強く当たる斜面が多い。なので風の方向と風の通り道を読めば霧氷が出来る場所も特定出来るはず。そういう意味では比較的北西面は風が通りやすかったり風に当たりやすかったりするし、陽が上がって来ても直接陽があたりづらく霧氷が残りやすいと言える。

1月の後半が冬でも一番寒い時期。上手く美しい霧氷に出会えることをお祈り申し上げます。良い山旅を!

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