今更ながら『リチプア』を見てみる#1

平成史上最高のドラマ

今更ながら、『リッチマン・プアウーマン』を見てみようと思います。
平成ドラマで僕が最も好きなドラマです。

僕が記念すべき一発目のインプットにこのドラマを選んだのには、
いくつか理由があります。

第一に、日向徹が僕のロールモデルの一人であること。
日向徹とは、29歳にして個人資産250億円を持ち、
「NEXT INNOVATION」代表取締役社長であり、
そしてこのドラマの主人公である人物です。
「日向徹」と検索すると5番目の予測変換に「名言」と出てくるほど、
名言メーカーでもあります。
彼の価値観、姿勢、カリスマ性は、真似したいと思わされるところがあります。

第二に、ドラマとして良く出来ているところ。
このドラマは2012年の夏クールに放送されたドラマですが、
その頃からIT系ベンチャーで成り上がる様を描いていて、
経営サクセスストーリーとしてもほんっとうによく出来ています。ほんとに。
なので今見ても学べるところはあるかなと。

そして第三に、僕が無類の石原さとみさん好きであること
すみません、石原さとみさんって日本で一番かわいいですよね?
ずっと見てたい。

まああとは、僕を救ってくれた友人に薦められたという理由もあります。
というかこれが実は一番のきっかけだったりします。

そんなこんなで、10年ぶりに『リチプア』、観ていきます。

作りたいものを作るだけだ。別に褒められたいわけじゃない。

日向は第一話OP後、「パーソナルファイル」なるものをつくろうと言い出します。
簡単に言えば、マイナンバー制度に合わせて、戸籍や住民票などの個人情報も一括で管理できるプラットフォームを作ろうと。

それに対し経理担当の山上は、
「初期投資だけで会社が吹っ飛ぶ。国がつくるようなものをなぜウチがつくるのか」と反対します。
そこで日向のこのセリフ。
「作りたいものを作るだけだ。別に褒められたいわけじゃない。」

社長って、従業員も株主も世間の目も国もぜーんぶ相手にして、
「どうしたら褒められるか、評価してもらえるか」ばかり考えてしまいそうだけど、
「やりたいことをやる」
ただそれだけでいいんだ、と思いました。

それがどんな価値を持つか?勝算はあるのか?収益化までのプロセスは?
そんなことは後から、右腕たちがうまくまとめてくれる。

社長の仕事は、「決断すること」だと思います。
「これを作るんだ!作りたいから作るんだ!」
その想いや熱意に賛同してくれる仲間がいさえすれば、
それは形になっていくのです。
なんておもしろい世界だ・・・!

昨日驚いたことで今日人はもう驚かない。

「パーソナルファイル」は、誰も手を付けていないアイデアでした。
それは本来であれば、国が中心となって進めていくような一大プロジェクトです。

完璧なシステムを構築しても、法案が可決されなければ全ては水の泡。
だから、思いついても実行には至らないわけです。

「アイデア」自体は、今まで誰も思いつかなかったものなんて無いと言います。
ただ、実行してないだけ。
人は「やらない理由」を考える天才なのです。

一方で経営者は、「どうやったらできるか」を考える。
「やらない理由」ではなく「やる方法」について常に考えを巡らせることで、
「アイデア」が形になっていきます。

この「アイデア」→「思考」→「実行」の回転速度が遅いと、
時代の波に置いていかれてしまうでしょう。
昨日驚いたことで、今日はもう誰も驚かないのだから。
今は、そんな時代です。

指示された仕事のその先まで出来て完璧というんだ。

今までまったくヒロインについて触れてきませんでしたが、
石原さとみさん演じる澤木千尋は、記憶力がずば抜けて高いが肝心なところでコケてしまう、お芋東大生です。

日向に指示され、48時間で分厚い資料を「完璧に丸暗記した」という澤木に、
「指示された仕事のその先まで出来て完璧というんだ。」と日向は言います。

期待値を超える、ということは何も経営者だけでなく、
この世のあらゆるビジネスマンに共通して言える重要事項だと思います。

これには、
・相手の期待値をきちんと把握すること
・その期待値を超える努力をすること
・難しければ予め期待値を下げておくこと
といったスキルが必要になってきます。

これが意外と難しい。
「期待値調整」なんて言いますね。

仕事の指示を受けたら、指示通りこなすのはもちろん、
その指示の先の意図や真意にまで気を回し、
101%以上の結果を出し続けられる人こそが「完璧」な人です。

自分もそうあり続け、またそういう仲間を集めていくことが大切ですね。
澤木さんはこの後、期待に応えられるのでしょうか・・・?

まとめ

  • 社長の仕事は決断すること。あれこれ考えず、やりたいことをやる。

  • 社会の変化のスピードは速い。アイデアは即実行に移す。

  • 指示された先までこなして初めて完璧。期待値調整をかける。


赤縁メガネで勉強してる石原さとみさんかわいすぎる。

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