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塩とか醤油とか違いの分からない女

昔から好きな男性芸能人って誰?と聞かれると困る。面白くて好きとか演技が上手で好きは何となくあるのだけど、よくある「カッコいい!付き合ってみたい!」みたいな芸能人がいない。思い返せば小学生の頃から卒業アルバムの好きな芸能人の欄に「マイケル・J・フォックス」と書いてしまうぐらいにいない(マーティー最高だよ、マーティー)。ミュージシャンならたくさんいるのだけど、なかなかそれだと話が続かずに終わる。

何故かと理由を考えてみる。一つは恋愛ドラマや映画を基本見ないからだと思う。確固たる好きな顔のタイプが無い私は、顔だけじゃ判断出来ないのだ。となると動いているところ、話しているところを見ないとときめかない。だけどそれを知る機会がなければ好きになることも出来ない。その点、ミュージシャンは歌ったり演奏したりしているところを見ることが多いので「好き!」となりやすい(同じ理由でEテレに出てくるうたのお兄さんなども好き)。

私が自分に出来ないことが出来る人が好きなのもある。ミュージシャンはそこが大きい。楽器が弾ける、歌が上手い、作詞作曲が出来るというだけで3割増しでカッコよく見えてしまう。その理由でゴールデンボンバーの鬼龍院翔が好き。作詞作曲はもちろん、ツアーのネタまで自分で何でもやってしまうのが本当素敵。

でもたまには恋愛ドラマや映画も見た方が良いのかもしれない。昔、乙女ゲームを嗜む程度にやった際、新たなときめきポイントに気がついたことがある。もしかしたらまだ知らない自分に出会えるかもしれない。

それぞれにときめきポイントはあると思うけど、私の場合、好きな人から言われる「おいで」の破壊力たるや。これには本当に抗えない。因みに稀にリアルでも聞く「俺のこと好きでしょ?」に関しては好きな人に言われるとドキっとするけど、何でもない人に言われると殺意が芽生えるだけなので気をつけよう。顔面偏差値60オーバーですら使うことが憚れる、禁忌の呪文だ。


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