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【実践的アプローチで生成AI活用を推進】TENHO、東武トップツアーズでの研修内容を特別公開

こんにちは。
生成AI研修を提供する 株式会社TENHO COOの児玉です。

2024年9月20日(金)に実施した東武トップツアーズ株式会社での研修の様子を公開いたします。

東武トップツアーズでは、自治体や観光事業者、民間企業向けのDX推進支援事業を展開しており、並行して社内でのDX人材育成にも力を入れています。
今回は、業務効率化を加速させるために実施された社内向けのAI(以下、U-BOT東武AI)活用研修の様子をご紹介します。

  • 自社での研修を実施したい方

  • 社内のDX・IT化を推進したい方

  • 普段の業務をAIの力でもっと効率的にしたい方

上記のようなお悩みを抱える方は、本記事を読んでいただくことで、
「生成AI研修はどう設計するのか?」「企業で生成AIを導入するために必要なことは?」などを知っていただけます。

成長企業の経営をされている方・社内の生成AI推進を担当している方・社内研修担当者の方など、幅広い方に役立てていただける記事となっております。

記事を読んで少しでもご興味をお持ちいただけたら、こちらよりお問い合わせください。

<<TENHO 問い合わせフォーム>> 

研修内容

研修は、前半・後半に分けて合計5時間実施しました。
アジェンダは以下の通りです。

U-BOT東武AIとは?

U-BOT東武AIとは、生成AIを個別の業務(タスク)に特化させ、業務効率化を支援するサービスです。

OpenAIのGPT-4をベースにしており、ChatGPTよりも専門業務に特化し、複雑な指示を要しない特徴があります。
今回の研修は、U-BOT東武AIでできることは何かを理解し、自身の業務ではどの面が活用できるかを検討してもらうことをゴールにしています。

U-BOT東武AIに関する座学・デモンストレーション

・観光プランの提案書作成と顧客プレゼン
・顧客フォローアップと営業データ分析
・新規ツアー企画のプレゼンと顧客対応
などをしながら、U-BOT東武AIの使い方を学んでいきました。

TENHOが提供する研修の最大の特徴は、明日から業務で生成AIを生かせるような実践的な内容であることです。

よくある研修では「生成AIでは何ができるのか?」から日々の業務に紐づけていきます。
しかし、そうすると生成AIで実現できると考えられることの範囲でしか業務への活かし方を考えられず、結果的に生成AIを使いこなせない状況に陥りやすくなります。

ここを改善するのが、TENHOの生成AI研修です。
TENHOでは、生成AIで何ができるか・できないかを考える前に、今自分の抱えている業務から生成AIの活かし方を考えます

<TENHOの研修事業について詳しく知りたい方はこちら!>

今回の研修では、座学をすぐに実践に移すことのできるよう、3ステップでのデモンストレーションを実施しました。

まず、ステップ1はデモ・基礎演習です。
あらかじめTENHO側でU-BOT東武AIで解決する業務を想定し、デモンストレーションと演習を行います。ここで、実務にU-BOT東武AIを生かす方法を身につけることができます。

ステップ2では、1つの業務課題を伝えた上で、それを細分化して実践します。
課題を細分化する力や、より実践的な活用力をつけるステップです。

最後のステップ3では、業務課題も現実の業務から抽出し、自身で課題を細分化して実践します。
このグループワークは、実際の業務でのU-BOT東武AI活用とほぼ同義なので、すぐにでも実践に移せる内容です。

ステップ1

最初に、TENHOが設定した【新規エコツアーの企画とブログ記事の作成】という課題をU-BOT東武AIを用いて解決します。

同様に、以下のような課題についてもU-BOT東武AIを用いたデモンストレーションを進めていきました。

【海外向け旅行プランの英語版作成とメール送信】
【ビジネスセミナーの企画とプレスリリース作成】
【行政向け提案書の作成と会議資料準備】
【社内報の作成と多言語翻訳】
【地域活性化プロジェクトの補助金申請】

受講者はデモンストレーションを参考に、実際にU-BOT東武AIを触りながら基礎的な操作を習得していました。

ステップ2

次に、応用演習を行いました。
TENHOが設定した課題を、受講者自身でU-BOT東武AIを用いて解決していきます。

課題から、U-BOT東武AIの中で何のツールを使うかを自身で考え、選択します。
そして実際にそのツールを使い、活用イメージを想定していきます。

苦戦しつつも、ステップ1のデモンストレーションを参考に演習を進めていく受講者たちの様子が伺えました。

ステップ3

ここからは後半のパートになります。
U-BOT東武AIを実業務で活用するための、より具体的なイメージをつけていくパートです。

ステップ3では、いよいよ自分自身の業務から課題を見つけ、U-BOT東武AIを使って実際に業務を効率化していきます。
ここでは、グループに分かれてワークショップ形式で実践していきました。

まずは、業務フローの分解です。
大きな課題も、分解していくと生成AIの力で解決できるものがたくさんあります。

一例として【稟議書作成の際に使用する想定問答集を作成】することが業務課題になっているとします。

この課題となっている業務を細分化すると、
・稟議の議題と目的の確認
・過去の稟議書と資料の収集
・関係者へのヒアリング
・質問の整理と分類
・想定質問の作成
・レビューとフィードバックの反映

に分解できます。

細分化したそれぞれの業務に対し、前半で学んだ知識を活かして生成AIが導入できるかを検討します。

導入が可能だと判断した業務については、実際にU-BOT東武AIを使っての効率化を実践しました。

チーム内で意見を出し合い、自分で手を動かしながら進めることで実践的な力を身につけることができます。

最後には、チームごとに業務効率化のためのU-BOT東武AI活用イメージを細かく想定することができました。

自身の日々の業務を起点として生成AIの活用を考えることで、机上の知識だけに留まらない実用的なノウハウを学ぶことができます。
今回の演習においても、「今ちょうど仕事で困っていること」の解決方法を考えることで、生成AIを実務で活かすことのメリットも感じやすかったことでしょう。

座学:生成AI全般の基礎知識

最後に、生成AI全般の知識を講座形式でお伝えしました。

生成AIツールにはどんなものがあるか・生成AIを活用する上でのリスクなど、生成AIを活用するにあたり知っておくべきトピックスです。

また、特定の目的に合わせてGPTをカスタマイズできる機能「GPTs」の使い方もレクチャー。対話形式で気軽に開発作業をすることができます。


座学を終えて、今回の研修は終了しました。
U-BOT東武AIの使い方から実践、ChatGPTに関する講義まで盛りだくさんの研修で、受講者の満足度も非常に高いものとなりました。

受講者の声

今回の研修では、受講者の皆さまから前向きな反応をいただき、生成AIの活用に対する期待が高まっていることが伺えました。
特に、「生成AIを業務でどのように活用できるかについて具体的な学びを得られた」との感想が多く寄せられています。また、「実践的な使い方が身についた」との声も多く見受けられました。

受講者の多くは、生成AIの導入によって業務効率化が期待できるだけでなく、新たなビジネスチャンスや業務プロセスの改善にもつながると感じています。
また、今後の生成AI活用に向け、追加のサポートや学習の機会が重要だという認識が広がっており、定期的なワークショップや勉強会へのニーズも高まっています。

さらに、U-BOT東武AIの利便性をさらに高めるために、参加者からは多様なアイデアや機能追加の要望も寄せられ、具体的な活用方法について深く考える機会となりました。

こうした声を受け、今後もニーズに寄り添った支援を提供し、生成AIのさらなる活用促進に努めていきます。

TENHOの研修について

TENHOは、ChatGPTや生成AIを業務で活用するための研修を展開しています。
「明日から業務に活かせる知識をつける」ことを目的とした実践的なコンテンツが特徴で、受講者のみなさまからもご好評をいただいています。

気になる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

株式会社TENHOについて

「AIと人間の共創」というビジョンのもと、「生成AI導入支援・研修事業」や「AIアプリケーション開発」を展開しています。あらゆる業界が直面する課題を解決するため、カスタマイズされたAIソリューションを提供し、顧客のビジネス成長および地域社会の発展を加速させていきます。

会社名:株式会社TENHO
代表取締役:田村 允
所在地:東京都渋谷区東2-14-21
事業内容:
(1)生成AI導入支援・研修事業
(2)AIプロダクト開発・データ分析事業