「すぐやる人」と「やれない人」の習慣 塚本亮
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「すぐやる人」と「やれない人」の習慣
塚本亮
「自分で自分にアポイントメントを入れて行動する」
本書を読んで一番ためになったのは(全部といってもいいが)
6章 時間・目標管理
7章 行動
だろう。
特に「目標を数値化する」ことと、「進捗管理をする」ことは、不得意なジャンル。
すべて感覚でこなしてきていた。
それではダメと言うこと。
進捗を管理するだけではなく、考察して次回に活かす事も怠らない。そのための数値化だ。
自分を「仕組み化」していき、半自動的に事を進めることで失敗をなくしていく。
他人にそうするように、自分を大事に扱い尊重して行動する。
一つ一つ身につくように取り入れて行くと良いと思う。
落ち着いて考えてみると、普段仕事で顧客や取引先に対してはしてきたことだ。サラリーマン時代に。
できなくはないはず。
先回りして三つも四つも可能性を想定して準備しておく。
プランAがダメでもB、Cと繰り出せるように。
遠隔デモンストレーションの仕事がそうだった。
浜松医大と鳥取大学を結んで、一発勝負のランチョンセミナーだったが、通信のテストを何度も何度も繰り返して臨んだ。
だいたいこういう場合、テストで出なかった症状が直前になって起きたりする。原因不明。
しかし現地にエージェントも配してサブラインを二つ引いておいた。
万が一は手動でなんとかするリカバー策も。
逆にそうしておくことで何も起こらなかったりする。
準備はあらゆる想定で行う。
なんなら、講師の先生が来なかった場合なども想定して。
人生とは起こらないようなことが起こるものだ。
本書にはとても有効な37の習慣が書かれている。
いろんなレベルの人に有効だと感じるものだ。
37の習慣を繰り返しわざとぼんやりと読み返すと見えてくるのは、
すぐやる人は、5分先5時間先5日先5年先を」見ている人なんだと思う。
予知や予言とかの類ではなく、常に先を想定できていれば、初動が早くなる。
まずは動き出せれば良い。
そのためにはさまざまな情報を総合して、藤原和博さんのいうところの「鳥瞰図」を手に入れていれば良いということだ。
やはり、読書はとても人生に有効なソリューションということになるだろう。
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