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シャドウバースエボルヴ1弾環境考察②

こんにちは
前回の記事から2週間ほど経ち、環境や使われているデッキにも様々な変化がありました。
今回も私の考える範囲での環境の考察のまとめになります。
100%正しい自信はありませんが、参考程度に見てもらえればと思います。  前回の記事から大型大会がいくつか開かれ、その全てにおいてドラゴンが入賞しています。
今回参考にした大会は、

①5/15(日)開催
gamer's Dogma 様主催【第1回gamer'sDogmaCup -Evolve-】(@gamersdogma)

②5/21(土)開催
みるたえ 様主催【第1回TRAIL EVOLVE CUP】(@taeDream_)

の2種に加え、各公認大会の結果を参考に考察しています。

①大型大会の結果とドラゴンデッキの変化

期間中に開かれた2種の大型大会の内2大会ともドラゴンが優勝、ベスト8以上も半分以上がドラゴンという結果となりました。

【第1回gamer'sDogmaCup -Evolve-】結果
1位ドラゴン
2位エルフ
3位ドラゴン
4位超越ウイッチ
5位ドラゴン
6位ドラゴン
7位ドラゴン
8位秘術ウイッチ

優勝した「ある」選手のリスト

各デッキにおいて『エクスキューション』の採用が目立ちました。
ドラゴンデッキ最大コストであり、最大の脅威となる『ジェネシスドラゴン』を4コストで対策することができる他、その汎用性の高さから様々なデッキで採用されています。アミュレットを対策出来るという点から、単体除去を持つビショップやウイッチもこのカードを優先する場合も。
対策になるとはいえ、デッキに数枚の除去ではドラゴン側が送り出す高いステータスのフォロワーを処理しきるのは難しくなっている印象です。

準優勝 「えせ」選手のリスト

脱線しますが、2位はエルフでその高いポテンシャルを感じさせる結果となりました。
前回の記事ではドラゴンに不利という評価でしたが、こちらのリストではメインに『ウルズ』を3枚採用しており、ドラゴンを意識した構築となっています。
エルフが最も苦手とする『ファフニール』の返しにプレイすることで単体で盤面を取り返すことが出来る他、『エクスキューション』と違いエルフデッキではフォロワーであることが重要でバウンスによって使い回しが可能です。
惜しくもドラゴンには敗れていますが、今後に期待が持てる結果でしょう。

【第1回TRAIL EVOLVE CUP】結果
1位ドラゴン
2位ドラゴン
3位エルフ
4位超越ウイッチ
5位ドラゴン
6位ドラゴン
7位ドラゴン
8位秘術ウイッチ

優勝「神田」選手のリスト

【第1回gamer'sDogmaCup -Evolve-】の翌週に行われた大型イベントでも、ドラゴンが優勝しました。
こちらの構築では『ジェネシスドラゴン』が不採用になっており、『竜の怒り』が3枚採用されています。
『エクスキューション』の存在やミラーマッチにおける消耗戦、唯一の不利対面であるビショップを意識した構築としてアドバンテージの取れるフォロワーやスペルの採用が目立ち始めています。
他にも『騎竜兵』はアドバンテージを稼ぎつつ、コストを下げることで本来は1アクションしか行えないはずの展開をさらに強力にします。覚醒状態に影響されないカードというのも嬉しいカードですね。

『竜の託宣』による損失を補うカード達

こういったカードの採用はミラーマッチにおいて特に影響し、トップ勝負になりがちだった展開を抑制しより深いものにしています。
『ドレッドドラゴン』が採用される事は、『ファフニール』に処理されないという理由で採用されていた様々なカードの評価を見直すことになりかねません。
ミラーマッチにおいても『ルシフェル』を1枚で処理可能な上に相手からは処理されにくいと、採用の有無が決定打になりそうなカードです。

2大会連続でドラゴンが優勝となりました。
ドラゴンの魅力はデッキの強さを押し付ける能力が高く、他のクラスを対策する必要がないという点にあるように思います。
ドラゴン側も細かく構築が変わっている事を考えると、ドラゴンに勝つにはドラゴンを使うのが最も妥当に思えます。

②頭角を現し始めた各種クラスのデッキ

発売からしばらく経ち、ドラゴン以外のデッキも研究が進んできました。
その中でも気になっているデッキをピックアップします。

①秘術ウイッチ

第1回 TRAIL EVOLVE CUP ベスト8

【超越ウイッチ】とはうって変わり、フォロワーを展開するデッキです。
スペルよりもアミュレットやトークンを多用するためスペルチェイン関連のカードは使いにくいですが、「土の秘術」を活用した強力なカード達によるコンボが魅力です。
『アークサモナー・エラスムス』は凄まじいカードパワーを誇り、スタックさえ用意出来ればその強力な効果によって瞬く間に盤面を制圧可能です。
『エンシェントアルケミスト』はスタック消費によるバーンダメージが強力で、長期戦でも突然9点ほどのダメージが飛んでくることもあり、2ターンかけてダメージだけで勝利することも可能です。
動きや採用カードを理解していないと特に敗北に繋がりやすいデッキなので対策の為にも十分に動きを理解しておくことをオススメします。

②アミュレットビショップ

※構築が多岐にわたる為もっともポピュラーな物を採用しました。

ドラゴンに対し単体除去や『死の宣告』といったカードで対応し、『神域の守護者』を絡めたアミュレットを活用したコンボで盤面の制圧を狙うデッキです。
また、『スカルフェイン』を採用せず『大修道女』を最大コストにし常に『エクスキューション』等を構え続ける構築もあります。
ビショップは最も構築がバラバラで未だに構築が定まっていないデッキに感じます。特に他クラスへの対策を重視するあまり、本来の勝ち筋を失った構築をよく見かけます。
クラス自体のポテンシャルは高く、回復と除去により様々なデッキと闘える反面、長期戦になりがちである点や『超越ウイッチ』との相性が非常に悪い点が問題となっています。
研究が進み安定した構築が出れば伸びるクラスだと考えています。

③コントロールナイトメア

※構築が多岐にわたる為もっともポピュラーな物を採用しました

『狂気の処刑人』によるハンデスと『メデューサ』によるボードコントロール能力を中心に据えたデッキです。
アグロ戦略がマリガンルール上安定せず非常に厳しい事から個人的にも現状のナイトメアはこういった戦略にならざるを得ないと考えます。
幸いにもコントロール向けのカードは十分にある為、デッキの安定性は高く特に『メデューサ』は対ドラゴンにおいて輝くカードで、確実に1枚以上のアドバンテージを稼ぐカードになります。
狂気の処刑人によるハンデスはナイトメアというクラスにおける唯一無二の強みで、特定のカードをキーとするデッキにはプレイされる直前のターンに進化することでそのプランを破綻させることが出来ます。
ここまで書くと強力なデッキに見えますが、超越ウイッチに追いつく程のスピードもなくハンデス戦略も今引きには対応できない上、ドラゴンのパワーカード連打の前には成す術もない事も。

終わりに

ドラゴンを中心としたメタゲームは第2弾の発売まで続きそうです。
ドラゴンを見る余りデッキコンセプトや押し付けるはずの強みを失った構築をしてしまわないようにしたいものですね。
第2弾のタイトル通り『バハムート』が来るのであれば効果は大体予想が付くので益々ドラゴンが隆盛する可能性がありますが、個人的にはアグロデッキが好きなので第2弾以降のナイトメアやロイヤルには期待しています。

また何か気になるものがあれば更新しようと思います。
それでは良きエボルヴライフを!

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