【余談】ヒーローと、いつか語りたい話

仮面ライダーBLACK SUNのことは他の場所で書いたので、再び書くこともないとは思うんですけど。
笑っちゃうんですよね。
冒頭、怪人たちがデモをしてるんですわ。「怪人を差別するなー!」って。
でもさ、彼らは人間を超える力を持ってるわけでしょ、個体差こそあれ。人間側に怪人を問答無用に封じ込める力があって、市民社会に支配と搾取の関係が出来ているとかいうならともかく、怪人の方が強くてかつそれなりの人数がいるんだから、好き勝手に暮らせばいいじゃない。私ならそうするけどな。いやな仕事もしなけりゃ気に入らない国に税金も納めないよ。だから、人間側が怪人に対して人間を守れとか差別するなっていうならわかるし、あるいは国に対して国民を怪人から守れってデモするならわかるけどさ。なんで怪人が人間にすり寄る必要があるのよ。そもそも人間を超えた力を持ったものが怪人を自称するのもあり得ない話でさ。超人とかなんとか言いようがあるだろうに。
とまあ、鼻白む思いとでもいうのでしょうか、あるいは茶番というか。その時点でまったく乗れなかったわけですが。
こと自分の身に置き換えて考えてみると、この話にせよ、あるいは鬼滅の刃なんかでも、私は圧倒的に悪役にシンパシーを覚えてしまうな。なりたいもんね、鬼や怪人に。人間も社会もどうだっていい。猫だけは守りたい。
そういう悪役へのシンパシーやルサンチマンを巧みに盛り込んで描いているのがワンパンマンで、あれはうまいよね。

先日来石ノ森章太郎さんの描くヒーロー像というものをずっと考えていて、そこから主に昭和の特撮番組のヒーローたちが、なぜ人類の平和を守るために戦っているのかというのを考えているわけなんですけどね。
私が一番好きなヒーローはレインボーマンであり、川内康範先生の描くヒーロー像なんですよ。
レインボーマンの魅力そして川内康範先生による正義とは何かという話は書くとめっちゃ長くなるのでいまは時期尚早というか準備も覚悟も足らんので、いつか書きます。なんの需要があるのかわからんけど。まあ書くよりもむしろレインボーマン見ながら酒を飲んで語るみたいなイベントをやりたいよなぁ。すんごい長丁場になっちゃうけどね。
好きなものをおかずに酒など飲みながら気心の知れた人と語り合う時間が欲しい。

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