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自作の小屋暮らし VS 別荘地の中古物件暮らし

伊豆の別荘地の中古物件で、セカンドライフを送っているペースケです。
ヘッダーの写真は、かの有名なBライファー・寝太郎さんの2畳の小屋です。
この写真を見ると、ちょっと憧れますが、実際に暮らしたら、孤独に打ちひしがれるんじゃないかと心配になります。

寝太郎さんは、2009年に最初の小屋暮らしを始めたものの、2016年~2020年の間、小屋を離れ、2020年に小屋を建て直して、2021年12月現在、その小屋で暮らしているそうです。

寝太郎さんに触発されて、小屋暮らしを実践する人が後を絶たないようですが、ほとんどの人が途中で挫折して普通の暮らしに戻るようです。
私も一時期、こういう暮らしに傾倒した時期がありました。

実行には至りませんでしたが、小屋暮らしって子供の頃の「基地」に通じるものがあるような気がします。ただ「基地」は常駐するものでは有りません。

一度快適な生活を経験した人間が、ライフラインを自分で確保しないと生きていけないような過酷な暮らしを続けるのは至難の技だと思います。

現在、私は、環境的には寝太郎さんのように孤立していますが、水道・電気・ガス・Wihi が完備された中古別荘で暮らしています。
ほとんど、近隣との交流はありません。
しかし、数十メートル先には人が暮らしています。
この違いは結構、大きいのではないかと思います。

おそらく近隣の住人に何かを頼るような事は生涯無いと思いますが、誰かが近くに暮らしているというだけで安心感は計り知れません。
それに、ライフラインがあるだけで、生活の利便性は雲泥の差が生じます。

ここ数日、Twitter に寝太郎さんの「つぶやき」が頻繁に流れて来るようになりました。これまでは、流れてきても、たま〜にだったのに・・・。
それで、私も「Bライフ」について改めて思いを巡らせています。
特に今日は、温暖な伊豆もマイナス2度を記録し、余計に感傷的になっています。

さて、ミニマム生活の極致とも言える小屋暮らしの利点は何なのか?
おそらく、飲み水や燃料などを自分自身が確保する事で、「自活力」を実感出来るのではないでしょうか。
ライフラインを公共に頼る暮らしは、災害などで停電や断水に見舞われると為す術がありません。私自身、伊豆に移住してから何度も、そんな思いを味わいました。

しかし、そういう無力感を味わう機会は、そうそう頻繁ではありません。
小屋暮らしの不便さには、比べるべくも無いと思います。

小屋暮らしを否定するつもりは毛頭ありませんが、緊急時の不便さを心配するよりは、平常時の不便さを回避する方が、凡人には賢明な選択かと考えます。

だから、もし寝太郎さんのように、社会に適合するのがしんどいと感じるなら、いきなり小屋暮らしを志向するより、別荘地の中古物件を選択した方がリスクが少ないのではないかと思います。

もちろん、別荘地の中古物件が、いかに激安とは言え、小屋暮らしに比べると初期費用は掛かります。
しかし、今やゼロ円物件も散見されるご時世です。
小屋を建てるスキルがあるなら、タダ同然の中古物件を DIY して住む手もあるかと思います。

最近、同じ別荘地に、うら若い女性が50万円の物件を手に入れて住み始めました。リフォーム代が物件の価格よりも高かったようですが、それはローンで支払っています。移動手段は原付バイクです。

私自身、もっと早く別荘地の中古物件に住むという手段を知っていたなら、今より何年も前に移住していたかも知れません。
だから私は、こうして「別荘地の中古物件に住む」という手段を布教しているわけです。

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