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伊豆の山の中の一軒家における、最近の民泊事情について・・・。

久しぶりの「note」。
最近、この「note」に、何かを書こうという欲求が希薄。
理由は、自分でもよくわからない。

ところで、道楽で始めた「民泊」。今年で 3年目 に入ったが、相変わらず 月に2〜3組 の予約が入る。増えもしなければ減りもしない。
一泊30ドル(1名) なので、収入にすると 月に1万円〜2万円 というところ。ウチの場合、単独ゲストが多い ので、余計、実入りは少ない。

しかし、立地条件 というか、交通事情 を考えると 贅沢は言えない
自分でも「よく予約が入るものだ」と思う。

一応、市街地や駅までの送迎 はやっているけれど、一度、家に来ると、歩きでは、どこにも行けない。徒歩20分の所 に、コンビニ と レストラン はあるものの、道が迷路のようなので、そこまで行くゲストも滅多にいない。

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だから、ウチに泊まりに来るゲストは、ほとんど 夜の寝床を確保するためだけ にやって来る。もちろん、中には 自然が好きで、こんな山の中に連泊して、どこにも行かず リビングで寛いでいる強者ゲスト もいるにはいるが、割合にすれば多くはない。

最近、面白いと思うのは、日本人の若い女性が独りで泊まりに来る ケースが増えたという事。これは、今年に入ってからの現象 だ。
外国人 の場合、女性が単独で泊まりに来るケースは多い のだが、日本人女性は、これまで、必ず 二人連れ だった。
そして、単独で泊まりに来る日本人女性 は、ほぼ例外無く、海外渡航経験が豊富。これは一体、何を意味しているのだろう?

自分は、もう還暦に近いとは言え「男性」だし、山の中で「一人暮らし」をしているので、女性が単独で宿泊の予約を入れるのは勇気が要る と思う。
もちろん、過去の宿泊客のレビュー を読んで、安全だと判断して来る のだとは思うが、それでも、実際に来るまでは 不安で一杯 だろう。

彼女たちは、この山の中に、一体、何を求めて泊まりに来るのか
最近、よく考えるのだが、わからない。
別に、何も求めて無いのかもしれないし・・・。

まぁ、少しでも宿泊費を安くしたい・・・という気持ちは、あるとは思うが、それでも、一泊30ドル という値段は、特別に安いわけでは無い
これについては、最初、一泊2千円 で始めたのだが、ゲストが来る度に、駅まで送迎 したり、シーツやタオルを洗濯する手間 を考えたら、2千円では合わないと思い、値上げした。結果、2千円が3千円になっても、ほとんど予約状況は変わらない(連泊は減ったかな・・・)。

ついでに言えば、自分が「民泊」を始めた頃、近くに「民泊」や「ゲストハウス」は皆無だったが、この1〜2年の間に、熱海 をはじめ、伊豆の国市伊豆市 あたりは、「民泊」や「ゲストハウス」が乱立している。
それだけ 競争が激化している のだが、どうしたわけか、ウチの場合は、ほとんど変化が無い。

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ウチは、「自然」くらいしか「売り」が無いが、ゲストが来た時は、出来るだけ、地元の日帰り温泉 に案内するようにしている。
幸い、麓に「畑毛温泉」という 国民保養温泉地 があり、500円から700円で入れる 4軒の日帰り温泉 がある。
ウチに来て、初めて 日本の温泉を体験 する外国人ゲストも多い。

とにかく、普段、山の中で変化の乏しい孤独な生活を送っている もので、ゲストの来訪は、とても 刺激 になる。
但し、ゲストがいる間、自分は部屋に籠って ネットしたり読書したりして過ごし、リビングをゲストに使ってもらう ようにしている。
コミュニケーションするのは、送迎時のクルマの中 くらいだ。

・・・と言うのも、自分は、あまり社交的な性格では無い
こう言うと、なんで「民泊」なんかやってるのかと不思議がられるが、ゲストをもてなすのは、なぜか苦痛ではない
要は、適度な距離を保った付き合い なら平気ということだろう。

実際、友達が訪ねて来る よりも、見ず知らずのゲスト をもてなす方が、気が楽 なのである。いやいや、友達が訪ねて来てくれるのも嬉しい のだが、四六時中べったり付き合う のが、シンドイのだ。

まぁ、そんな話は別にして、山の中の不便な「民泊」に、わざわざ来てくれる 希少なゲスト の為に、これからも 居心地の良い空間 を提供したいものである。

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