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目からウロコ・・・中古別荘の魅力=デメリット説

伊豆の山の中の中古別荘で、セカンドライフを送っっているペースケです。
別荘地の物件と言えば、吹き抜けの天井。広いリビング、バーベQ の出来るウッドデッキ、そして薪ストーブ・・・と言うのが、定番中の定番ですよね。

でも、もしあなたが、別荘地の中古物件に定住するつもりなら、考え直した方が良いポイントでもあります。

もちろん、お金に余裕があって、デメリットを厭わないと言うなら、こういうオシャレな物件を選択するのも有りです。
何と言っても満足感があるし、友だちや近所の住人を招待した時、優越感をモテますから。

しかし、冷静に考えてみてください。
別荘地の物件と言うのは、鉄筋コンクリートのマンションと違って、断熱が不十分です。特に夏仕様の物件は、冬は恐ろしく寒いです。
しかも、湿気が半端ないので、カビやコケなどに悩まされます。

そう言う意味で、まず広いリビングは、冷房も暖房も大容量のエアコンや暖房器具が必要になります。ランニングコストが嵩みます。
吹き抜けの天井もしかり。ちょっとやそっとでは冷えないし温まりません。
冷暖房の大敵です。

そして、バーベQ の出来るウッドデッキ。
雨ざらしなので、傷みが早く、だいたい2〜3年に一度は、防腐剤やペンキを塗り直す覚悟が必要です。また、腐ったら、貼り直すのに費用が掛かります。

さらに、薪ストーブ。
揺らぐ炎には癒されるし、真冬でも暖かく過ごす事が出来る反面、燃料の薪を調達するのは重労働です。いくら家の周りに木が生い茂っていると言っても、燃料になるような薪は、基本、買うか、どこかから貰ってるくるしかありません。

切りたての薪だと、2年は寝かして乾燥させる必要もあるし、その保存場所も確保しなければなりません。もちろん、薪割りも必要です。
それに、着火したり鎮火するのが面倒なので、薪ストーブを点けたら、外出するのを躊躇してしまいます。

いかがでしょう?
それでも、あなたは、広いリビング、吹き抜けの天井、ウッドデッキ、薪ストーブを選びますか?

昔のように年に何度か利用するだけの別荘として使うなら、こう言う別荘地ならではの物件も、非日常を味わえて良いかもしれません。
しかし、もしあなたが、そこを定住の地にするならば考え直すべきです。

そうそう、もうひとつ。
別荘地の物件は、景観を重視して、山の斜面に建てられる事が多いのですが、その為に、道路から長い階段を登ったり、降りたいしないと玄関にたどり着けない物件が多いです。

たまに利用するなら良いですが、そこに定住するとなると、思い買い物袋を下げて長い階段を行き来するのは結構、大変です。
歳をとった時の事も考えて、出来るだけ道路からのアプローチが容易な物件を選ぶ事も大切です。

少しは参考になったでしょうか?
実は、私の住んでいる物件も、14畳のリビングが吹き抜けで、狭いながらもウッドデッキが付いています。
薪ストーブはありませんが、一目見て気に入りました。

しかし、実際に住んでみて、やはり冷暖房がネックになり、今では冬の期間、ほとんどリビングは使わずに、6畳の寝室で過ごしています。
皆さんは、私を反面教師にして、賢い選択をしてください。

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