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ホームステイ型の「民泊」って、お金にはならないけど、一度やったら ヤミツキ になる!

伊豆の山の中でセカンドライフを送っているペースケです。
私は、2016年の6月から「民泊」を始めました。
今年、5年目になります。

残念ながら「民泊」で生計を立てる事は全然、出来てませんし、今後も、その可能性は、ほとんど有りません。
なんでかと言うと、「民泊」の180日ルールと言うのがあって、年間180日しか営業出来ないので、もしフルに宿泊予約が入ったとしても、うちの場合、一泊35ドルなので、年間売り上げは60万円くらいにしかならないからです。

しかも、うちは JRの駅からクルマで20分以上かかるような山の中なのに、公共交通機関が有りません。だから、そんな場所に宿泊しようと言うゲストは、かなり限られます。
実際問題、毎年の売り上げは、確定申告も必要ない年間20万円以下です。

えっ、「民泊」って、そんなに儲からないの・・・と思いました?
もちろん、高い単価(例えば、一泊2万円くらい)を取れる設備があるなら、180日フルに予約を取って、360万円になります。

うちの近くには、一戸貸しの貸別荘で、それくらいの料金を設定しいる「民泊」も存在します。
その貸別荘は結構、流行っていて、バケーションのシーズンは、ほとんどの日にちが予約で埋まっていました。

実は「民泊」でも、管理会社に委託して、マンションの一室や貸別荘などを一戸貸しする方法もあるのです。
但し、「民泊」の基本は、ホームステイ型で、ホストが同じ建物に住んでいる事が条件になります。

さて、ここからが本題です。
なぜ儲かりもしないのに「民泊」を続けているのか?

結論から言うと、面白いからです。
私のように、ホームステイ型の「民泊」をやっていると、様々なゲストと交流が出来ます。
交流と言っても、たかが一晩か二晩だけですが、普通なら知り合えないような人たちと知り合う事が出来ます。

しかも、面白い事に、外国人か、ちょっと変わった日本人が多いのです。
海外では、ホームステイ型の宿泊施設が多く、慣れているのと、海外からの旅行者は、日本に長期滞在するので、1回の宿泊料金を抑えようとするためです。

そして、うちに泊まりに来る日本人ゲストは、だいたい海外で暮らしたり、海外を長く旅した人たちが多いのです。
そもそも日本人は、ホームステイ型の宿を敬遠します。
それだったら、カプセルホテルの方が良いと言う人が多いと思います。

私自身も、自分が旅をする時は、プライバシーを確保出来るビジネスホテルを選びます。だから、ホームステイ型の「民泊」を利用する人は、ちょっと変わった人が多いのです。(決して悪い意味では有りません。)

うちには、この4年と5ヶ月の間に250組ほどのゲストが来ました。
一度に2名しか受け入れてないのですが、ほとんどは一人旅です。
ざっと350人くらいのゲストが来た計算になります。

そして、ほぼ全てのゲストが、好感の持てる人たちでした。
まぁ、ホームステイ型の宿に泊まりに来て、我儘を通そうと言うような自己中心的な人は居ないと思います。おそらく、そう言う人はホテルか旅館に泊まります。

だから、これはうちに限った話では無いと思います。
ホームステイ型の「民泊」を運営しているホストは、みんな共感するのでは無いでしょうか?

私は、田舎の別荘地で、静かなセカンドライフを送ろうと思って移住しました。
しかし、あまりにも刺激が無さ過ぎて、毎日、退屈する事が多いのですが、たまにゲストが来てくれるので救われています。

もし、第二の人生で、田舎暮らし、別荘地暮らしを考えているなら「民泊」をやってみるのも良いかもしれません。

もちろん、向き不向きはあると思いますが、私自身、社交的な人間では無いし、むしろ孤独を好むタイプです。
それでも「民泊」のホストをやってみて面白いと思うのですから、世話好きの人や社交的な人は、楽しいと思います。

ただ、何度も言いますが「民泊」は、儲かりません。
趣味や楽しみと割り切って、やった方が無難だと思います。

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