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映画「神様の言う通り」ゆるレビュー

「神様の言う通り」という映画を見ました。監督は三池崇史。2014年公開。ちょうど10年前の映画ですね。感想が書きたいな。と思ったので書こうと思います。コイツ今更そんな昔の映画のレビュー書くんかよ!


どうだった?

福士蒼汰君と神木隆之介君がカッコよかったです。
映画はおもしろくはなかったです。単純に私に合わないタイプの映画、という側面あるかもしれません。でも、私は楽しめる映画でした。
こうゆうタイプの映画は見る前になんとなくわかります。クソの香りがします。
ただそうゆう映画、見たくなっちゃうんですよね。ガソリンの匂いが好き理論みたいなもんです。

友達とツッコミを入れながら見ることで完成するタイプの映画なので、興味のある人は友達と一緒に見ましょう。
友達のいない人はトランスポーターでも見ててください。

ジェイソンステイサム大好き


どんな映画?

大雑把な説明をするなら、密室系ゴア脱出ホラー、かな?「SAW」みたいに閉じ込められて理不尽なお題が出て人の汚い部分とか奇麗な部分を出しながらグロテスクに死んでいくタイプの映画です。この時点で好き嫌いがはっきり分かれると思います。私は好きじゃないです。
さらに、それ自体が賛否両論な漫画原作の実写映画です。賛否両論に賛否両論が合わさって賛が4分の1になってしまいました。
こうなると見る前から斜に構えてしまいますよね。私は常に45度斜に構えているので、90度横に向いた状態で映画を見ました。
以降、振り返りながらの感想なのでネタバレしまくりです。
ちなみに私は原作知識ゼロです。




突然のデスゲーム、だるまさんが転んだ

いきなり首のない女子高生のアップ。動くクラスメイト。首が無くなるクラスメイト。転がるビー玉。それに動転して叫ぶ女子高生。首が無くなる女子高生。転がるビー玉。
いきなりバンバカ死ぬ惨状にびっくりする。どうしてこうなった?
ゲームをクリアした後、回想を挟んで現状に繋がるという構成でした。
「いきなり理不尽に殺される」というのを視聴者は求めているのだと思うので、いきなり惨状から写すのは良い演出なのかなぁ、と思いました。
どうやら授業中、突然先生の首から出現したダルマがだるまさんが転んだゲームを仕掛けてきたようです。は?

顔が怖い

このデスゲーム、説明なしに始まるので生徒たちはクラスメイト達の死を間近で見ながらルールを把握していく必要があります。

  • ダルマが後ろを向いている間は動いてもいい

  • 振り返った時に動いていると死ぬ

  • ダルマの後ろにあるボタンを押すとクリア

  • 制限時間はボタンの上に表示

生徒たちが段々とルールに気付くまで、ダルマの後ろ側が意図的にカメラに映さないように(映ってもチラ見せ)なっており、生徒と視聴者が同じドキドキを味わえる演出になっています。多分。
ただ、物理的に見えてない視聴者と違い、ダルマの後姿を見ている生徒たちはもっと早くルールに気付けたんじゃないの?というモヤッと感。
箇条書きで書き出してはいるけど、後ろ姿見たら一回で全部わかる情報だと思うんですけど!
皆がルールを理解した後DIE(ダイ)ジェストでクラスの半数が死んで死体だらけ、高畑君(主人公)と友達の2人になってしまいました。

もしかしてみんな「だるまさんが転んだ」知らない?

ん?ダルマの制限時間45秒からDIEジェスト始まって、終わった後の時間が37秒。その間に死に過ぎじゃない?地震でも起きたんか?
んで主人公も友達も、一歩も動いてないみたいだけど何してたの?時間がもうないよ!

友達「俺を踏み台にして死体の山を飛び越えろ」
高畑「えぇ…」
視聴者「えぇ…」
普通に歩いていけば?

実写版るろうに剣心を思い出しました

謎の協力プレイによって無事にボタンを押せました。良かったね!二人で親指を立ててサムズアップ!
と、思ったら友達の首が飛びました。どうやら「ボタンを押した人」だけが生き残れるゲームだったようです。これには友達も中指を立ててファックサイン。
協力してクリアできてよかった~の後に裏切られる演出は良いですね。まさに理不尽。
協力プレイはワイヤーアクションみたいな跳び方をしてておもしろかったです。多分練習したら高畑君、牙突出来るんじゃないかな。まぁあれくらい跳べなきゃ歩いて行けよって話だもんね。

この映画のチュートリアルというか流れを理解するゲームでした。キリがいいのでここで視聴をやめてもいいと思います。あと最後までビー玉について説明がなかったんじゃが?あれなに?

歩き辛くするトラップ?


鈴をマネキのゴールにシュゥーーッ!!超!エキサイティン!

どうやら他のクラスでも「デスだるまさんが転んだ」をしてたみたいです。他のクラスの生き残り、幼馴染のイチカちゃんと合流しました。よかったね。
みんな体育館に集まっていたようです。次のデスゲーム会場ですね。
ネズミの衣装が置いてあったので察しの良い何人かは既に着替えており、高畑くんとイチカちゃんも「早く着ないか!生徒会長命令だぞ!」とコスプレを強要されました。

爆チュー問題かな?

どうやら巨大まねきねこの首に付いてるバスケットゴールにボールみたいな鈴をゴールすればいいそうです。は?

  • 招き猫はネズミ(の衣装を着た人)を優先して襲う

  • 普通にシュートしようとすると手で弾いて妨害する

  • 誰もネズミにならない場合は無差別に襲う

  • ネズミになると招き猫の声が聞こえる

  • 招き猫は背中が痒い

  • 背中を掻くと眠る

バスケ部のエースが恥ずかしい独白をしながらシュートするシーンが面白かったですね。なんかこの映画、キメるシーンがちょいちょいギャグ臭くなるっスね。

「こっちだぁ!!チューッ!!!」
1人囮役を引き受ける高畑くん。カッコいいシーンのはずなのになんか面白い。

一旦は招き猫を眠らせることに成功します。が、最初のゲームでボタンを押した人だけが助かったので疑心暗鬼になり鈴の取り合いになってしまいました。ネコちゃん起きちゃう!起きたちゃった!
この疑心暗鬼で折角の功績がふいになってしまったシーンは良かったですね。

皆で招き猫の背中を掻くシーン。
緊迫したシーンのはずなんだけどぉ…なんだか…ね。


最後は鈴をネズミの衣装で包み、囮のバスケットボールと一緒に投げてゴールしました。しかも破れたバスケットボールに鈴を包みその上からネズミの衣装で包むという二段構え。賢い。
今回は生き残った人全員がクリアみたいです。よかったね。
えーと生存者は高畑君とイチカちゃん、あとアマヤ君(イケメンサイコパス)とモブ三人くらい…

あ!アマヤ君がモブを殺してる!
折角みんなで生き残れたのに!

このアマヤ君は回想で不良をボコボコにしてたヤバい奴で、デスゲームも楽しんで参加してるヤバい奴なのでした。こわいねー。
招き猫では高畑君が外したシュートをリバウンドで捕ってシュートを決めた功労者でしたが、ゲーム終了後も役に立たなかったモブを間引いてくれてました。ヤベーなコイツ。

イケメンサイコパス アマヤ君
その棒どこにあったん?

前のゲームでは大量の死体がちゃんと残ってたのに、今回は死者が出た割に残っていませんでした。何なら床に倒れてた死体の描写ってアマヤ君が殺した3人くらいしかないんじゃないかな。バイオ方式?
最初のゲーム以降、死ぬ瞬間はちゃんと映すけど死んだあとがなんか雑だなぁって思うシーンが多かったです。


こけし

どうやら全国の高校で同じようなデスゲームが起こってたみたいです。高畑君の高校の生き残りは3人。これからは他の高校の生き残りと一緒にゲームするみたいですよ。全国大会かな?
高畑君はイチカちゃん達とは別のグループでまとめられてゲームするみたいです。知り合いいないと心細いね。仲間もなんかいかにもデータキャラって感じで居心地悪いねぇッ!

髪型のせいかジャルジャルのコントみたい。
「静かにしてくれないか?この状況をベクトル解析して物理なんやかんや…」

知り合いがいました。同じ中学だったショコたんです。
なんか中学時代いじめられっ子だったショコたんは学校の備品?を壁に叩きつけるストレス解消法を高畑君に教わって救われたみたいです。もしかして高畑君にホの字かな~?

回想。
まぁ、モノ壊すとスッキリはするよね?

ゲームの内容はかごめかごめでした。目隠しをした後、喋るこけしが周りを歌いながら回って、最後に自分の真後ろにいるこけしの名前を当てるゲーム。
データ君は意気揚々と挑んで失敗。死にました。恥ずかしいね。
ショコたんの他にもう一人いた女の子は制限時間内に答えられず、股裂きされて死んでしまいました。ちょっとエッチでした!
直接的なエログロ描写はないのですが演出が工夫されててエグい死に方をしたってのがわかる良いシーンでした。
高畑君はスマホの録音機能を使ってこけしを騙し、喋らせることで位置関係から真後ろのこけしを特定してクリアしました。なんかルパンくらい無理やりな後出しトリックだなぁ。そもそもデータ君ノーパソ持ってるし高畑君スマホ持ってるし、なんかズルくない?

謎のこけし えんがちょ
服装のせいか、なんか約束のネバーランドみたい

無事に部屋を抜けだしたら謎のこけし「えんがちょ」に追われているイチカと出会いました。手を繋いでれば襲われないみたいです。
「えんがちょ」は、いままでステージクリア型だと思ってたのに急に襲われるし大した被害も出ずに撤退していくのでよく分からん存在でした。舞台装置的な意味では、イチカを助ける為にショコたんの手を放し、イチカと手を繋ぐことでやんわりと三角関係を想起させる意味があるのだとは思います。
が、恋愛要素がとって付けたようなくらいしかないのでむしろなくても良かったんじゃないかなぁと思いました。えんがちょごとカットでもいいくらい。切った! 
原作漫画がボリュームありすぎて削ぎ落してまとめたときに不具合が出てそうだな~ってのは全編通して感じます。


しろくま

しろくまアイス美味しいですよね。水曜どうでしょうで食ってたでっけェしろくまアイスくってみたいなぁ。
高畑、イチカ、ショコたん、アマヤ、モブ3名の7人で次の部屋に来ました。
氷漬けの部屋の中にはしろくまがいて、「質問をして、みんな本当のことを言ったら終わり。もし誰かが嘘をついてたら生贄を選ばせる」というお題が出されました。なんだ、楽勝じゃ~ん!

なんかネプリーグみたい

というのはしろくまの嘘で、皆が正直に答えても「ウソツキが居る」と言い狼のいない人狼ゲームを始めさせるのでした。
最初の犠牲者はパセリ君。好きな食べ物を聞かれて「パセリ」と答えたので、怪しまれて吊るされてしまいました。パセリ好きなんておかしいよなぁ!

最期の言葉「パセリが好きだ…」
私服のセンスが独特

次の質問「高畑君のことが好きか嫌いかYES or NOで答えて」って…修学旅行かよ!
ショコたんはYESで答えたけど、同じ高校の同調者がいないせいで釣られてしまいました。かなしい😢
ただそのおかげで、ショコたんが嘘をついてないのに吊られたことがわかりしろくまの嘘を見抜けましたとさ。
流れとしてはすっきりしてるんだけど、高畑君はショコたんが自分の事好きなのに吊られたからおかしいって思った訳でしょ?ちょっと自意識過剰と言うか…あんまりそうゆう思考よくないと思うよ!

さっきまでショコたんだったものが辺り一面にころが…
転がって無くない?血と髪の毛しか見えないんだけど?
もしかして上から押しつぶされて地面に埋まってる状態なの?ギャグ?

なんにしても説明不足なせいで腑に落ちない部分が沢山あるよ。特に恋愛関係は『急だな~』って思う事が多いよ。
一応、中学時代に壁に備品叩きつけストレス発散法を教えてもらった時のマグカップの破片をネックレスにしてたから、それが高畑君に対して特別な想いがあるっていう証拠なんだと思う。マグカップの破片をネックレスにしてるちょっとヤバい奴って証拠にも。
なんにせよこれで高畑×イチカ√で決定だね!

「嘘つきの正体は…おまえ゛だぁ!!」しろくまを糾弾するシーン。
前フリで奥にいるモブを見て疑惑を向けるのが嫌だった。
しろくまが黒だって視聴者は分かってるから!


デス缶蹴り(死なない(死ぬ))

最後のステージは廃テーマパーク…のような遺跡…にも見える城跡みたいな変な場所。周りは湖?に囲まれています。メンバーは高畑、イチカ、アマヤ、モブ2人。

謎空間
高畑君たちの様子は放送ジャックされたあらゆる媒体で外の人たちが感染しています。

主人公達は謎技術で浮遊する白い大きな立方体に閉じ込められているので、場所は好き勝手に創り替えることが出きるっぽいですね。
声がドラ〇もんとジバ〇ャン似のマトリョーシカがGMみたいです。ダンガンロンパリスペクト?

  • ルールは基本缶蹴り

  • 顔をはっきり見て名前を呼んだ後に缶を踏んだら捕まえられる

  • 鬼は3人以上捕まえた状態で時間切れになれば勝ち

  • 時間まで逃げ切れた人は勝ち

  • 缶を蹴れれば捕まった人を開放できる

  • 缶を蹴ると大爆発する

くじ引きの結果、イケメンサイコパス改め神に選ばれた存在(自称)であるアマヤ君が鬼。まぁそうなるよね。

鬼が引けてウッキウキの神に選ばれた存在(自称)

ゲームスタート!即見つかるモブ2人。
腹パン!ウッ!腹パン!ウッ!確保!コイツらまじで役に立たんな?
高畑君とイチカちゃんの方にもトムクルーズダッシュで迫ってきます。
バリケードが叩かれてる!窓から逃げなきゃ!
何故かイチカちゃん私に任せてとバリケードの方へ向かいます。はよ逃げろよ。壊されるバリケード。腹パン!ウッ!確保!何やってんだお前ェェェ!!
少し私がゲーム脳過ぎるのかもしれませんが、どうしても高畑君以外が明らかな悪手しか選ばないのが見ていてイラッとしますね。いきなり非現実的な現象に巻き込まれてるとは言え、何度もデスゲームめいた地獄を潜り抜けた割にあまりにも無力。

腹パン!ウッ!

これでやっとアマヤ君と高畑君の一騎打ちという図になりました。嘘です。
ルールだけで見れば、高畑君は見つからないようにガン逃げすればクリア。アマヤ君も3人捕まえればいいので後は缶の上にずっといればクリアです。よかったですね。
ここで高畑君が皆を助ける為に戻ってこさせる必要があります。なのでイチカちゃんが「助けに来るなよ!絶対助けに来るなよ!」とダチョウ倶楽部して一騎打ちへと焚きつけました。感動シーンだと思います。多分。
本心から私のことはいいから自分だけでも逃げてと言ってる筈なんですけど、舞台装置感が強くて滑稽に見えます。滑稽に見えるとダチョウ倶楽部的なギャグに見えてきます。感動シーン…だよね?

「あたしのことなんてどうでもいいから!絶対助けに来なくていいから!(ダチョウ倶楽部)」

高畑君はフルフェイスの全身鉄甲冑に身を包んで登場します。そうか!顔がはっきり見えなきゃ見つかった判定にならない!賢い!でも甲冑の重さでフラフラだ!生まれたての小鹿くらいフラフラだ!
〈全身甲冑生まれたての小鹿〉高畑君が〈イケメンフィジカルサイコパス〉アマヤ君に勝てるはずありません。あっけなく近づかれヘルメットを取られてしまいました。あーあ。
それこそが高畑君の作戦だったのです。
あまりのフラフラさに油断したアマヤ君は自分に鉄の鎖が巻き付いていたことに気付かなかったのです!
いや。
気付けよ。
フツー気付くよなぁ!!
ドンだけ油断してたら自分の腰に鎖が巻き付けられても気づかないんだよ!!

もしかしたら「視聴者がびっくりするどんでん返し」がこの映画のテーマなのかな?
少なくともびっくりはしたな。

自分とアマヤ君を鎖でつないだ高畑君はそのまま崖下の湖に飛び込みます。
重い甲冑のまま飛び込んだので引っ張られる鎖を付けられたアマヤ君。
壁際にくぎ付けにするのが高畑君の真の作戦だったのだ!
しかしアマヤ君、持ち前のフィジカルで踏ん張り逆に鎖を手で巻き上げていきます。あーあ。
それこそが高畑君の作戦だったのです!(2回目)
鎖巻き上げ中、甲冑が湖から出たあたりで中身がないことに気付きます。
なんと、高畑君は湖に落ちた後に甲冑を脱いで離れた壁を這いあがってきていたのです!
いや。
あのさぁ!!
え?
おい!!!
流石に無理がないか⁉

少なくとも2高畑君くらいの高さがありますね。
福士蒼汰君(高畑役)が180㎝として最低でも3m半の石積みの壁。
別角度だともっと高そう。

動くこともままならない甲冑を水中で脱げるのか?
仮に脱げたとして、一般人の高畑君がずぶ濡れの状態でこの壁を上ってこれるのか?
ここは最高に盛り上がる最高に意味不明なシーンでしたね。面白過ぎる。
いや。
もしかして―――



「・・・えろ!」




「・・・飛び越えろ!」





友達「俺を踏み台にして死体の山を飛び越えろ!」

存在しない記憶

うおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉおぉおおおおおおおおおお!!!!!!





もしかして高畑君もフィジカル強め?
鎧でフラフラなのもブラフ?

―――何てこともなくフツーに壁登ってきました。すごいぞ高畑君。

結局、鎖に手間取っていたアマヤ君より早く走り出せた高畑君は見事缶を蹴り、自身は缶と共に爆散したのでした!爆発オチなんてs
爆発しませんでした。ここでタイムアップ。
ドラえもん達がネタバラシします。
カンケリは本当に只のお遊び。缶を蹴ると爆発する、というのもジバニャンが付いた嘘。「その方が面白いから」という理由だそうです。な~んだ!
つまり、アマヤ君含めてみんな揃ってクリアだそうです。よかったね!

当り付きアイス

みんなお家に返してくれるそうです。やったー!
湖の向こうからは花火が上がり、ドラえもんたちはアイスをくれて高畑君一行を労ってくれました。
アイスを食べながら花火を見る高畑君とイチカちゃん。良い雰囲気ですね。これショコたん必要だった?
限りなくエンドロールが流れそうな空気の中、高畑君はアイスの棒に何かが掛かれているのを見つけます。

イチカちゃんが食べてたアイス。
花火はまぁいいとして何でいきなりアイスくれたんだろうなーって思ったら…。


これこそが最後の試練だったのです!はぁ?
アイスの棒には「あなた いきる」と「あなた しぬ」の2種類があり、ハズレを引いたモブ2人とイチカちゃんはマトリョーシカのビームで消滅しました。

サイクロップス先輩⁉

この不条理MAX大どんでん返しはこの映画を象徴するシーンかもしれません。テンション爆アガリしました。ここまで見てきてさんざんヤベー映画だとは感じていましたが、最後の最後でやりやがった!
「泣きっ面に蜂」の上位互換として「生還者にデスビーム」ということわざを辞書に登録したいくらいです。ホントなんなんだよこの映画!

結局、帰ってこれたのは高畑君とアマヤ君だけでした。
謎の浮遊立方体から出た二人が何とも言えない顔をしてフィニッシュ…

ではなく、作中ちょこちょこ描写が挟まってたオタクヤンキーが武装して出かける。ドラえもんが「神」と発言した後に、作中ちょこちょこ描写が挟まってた浮浪者みたいなリリーフランキーが夕日をバックに佇んでこんどこそ終わり。なんだか続編を匂わせる最期でした・・・






いや、続編作んの!!?!?!?!?!!??!?!??

どうやら10年後の2024年現在続編が無いみたいなので、続編作ろうと思えば作れるけど?って感じにしておいただけかもしれません。多分。
三池崇史監督作品はそうゆうタイプの作品がいくつかあるみたいです(知恵袋情報)。
あと、三池崇史監督はこの映画で

ローマ国際映画祭で日本人初となる現代の映画界で最も独創的で多数の作品を生み出す監督に贈られる特別賞“マーベリック賞”が授与されることが発表された[3]。

Wikipedia

そうです。マーベリック賞についてはいくら調べてみても文献が無かった(多分英語のサイトとかを見ないといけないのかな?)のでどんな賞で他に誰が受賞してるのかとかはよくわかんなかったです。


原作との関係

原作を全く見てないんですけど、wiki見る感じ漫画版はこれから異能ライアーゲーム?化してるっぽいですね。韻を踏むと氷の礫になって飛ばすことができる人とか出てくるみたいです。
そう思うと人間やめかけてるアマヤ君と人間やめ始めた高畑君の奇行も少し納得できますね。
ただ、あくまで原作を知った上での話であって、映画だけを見るといろいろ圧縮されたり削られてるんだろうなぁっていう訳わかんなさがありました。


まとめ

いや~、面白くない映画でしたね。見ていて楽しかったです。
破天荒な問題に対してエキセントリックな解決をする感じはギャグとしては満点だと思います。シリアスな作品としてみようとすると只のうんこです。

友達とツッコミを入れながら見ることで完成するタイプの映画なので、興味のある人は友達と一緒に見ましょう。
友達のいない人はアドレナリンでも見ててください。

ジェイソンステイサム最高!



おわり

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