戸棚で眠る黒歴史
これは自身の黒歴史を晒し、笑いものとして処理することで過去の清算を行う文書である。
歴史とは
人生は歴史の積み重ねである
誰かが言ってそうな言葉。意識を持ち生き続ける限り、人は歴史を重ねていく。事実、史実、真実。そこに付随する感情や想いが、その人間の「厚み」を作っていくのであろう。
人生は黒歴史の積み重ねである
私の言葉である。私は生き続けるたびに負の歴史を積み重ねてきたし、これからも積み上げていくのであろう。そもそも昨今はSNSの普及により人類全体が黒歴史を刻み、一生消えないタトゥーを抱えているのではないのだろうか?私もその一人であり、一見するとそうは見えないかもしれないが、よくよくみたら『耳なし芳一』状態である。
私の黒歴史
戸棚から1冊のノートが出てきた。
そのノートは中学生時代に付き合ったいた彼女との交換日記だった。間違いなく黒だ。なんなら表紙にでかでかと「黒歴史」とマジックで書いてある。
中を開いてみてみる。表紙の裏面には
甲 乙 love×2notebook 甲は乙の彼氏 乙は甲の彼女 ずっと一緒だよ
と、書かれていた。
※プライバシー保護の観点から私を「甲」、彼女を「乙」とした。
中身を読んでいく。
震える指でページをめくる。恐れではない、笑っているのだ。
確かに過去の私がここにいる。後に黒歴史になると考えもしなかった私が、なんかひたすらイチャイチャしていた。
うわあああああああああぁぁぁぁぁぁあぁぁ!!!あああああああぁぁぁぁぁぁぁぁあぁああああ!!!!いっやあああぁぁぁぁぁぁぁあぁああ!!!おぁああああ!おぁあああ!ぬうううううううぅぅんん!!!!!!
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