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姓名判断で知る人間心理の落とし穴

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勘違いや思い込みは誰にでもあります。ここでは姓名判断を通じて、占い師と占い利用者(鑑定依頼者)の双方に、どんな勘違いや思い込みが隠れているか探っていきます。
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その占い師が「当たる」ってホント?

●姓名判断の奇妙な世界 姓名判断についてネット検索すると、「ん?」という質問がたくさんヒ…

tengkozo
1か月前
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新字体vs旧字体、どっちが当たる?

●新字体も旧字体も同じくらい当たらない 「漢字の新字体と旧字体では、どちらの画数が当たる…

tengkozo
7か月前
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当たったのか?当たった気がしただけか?(1)

『姓名判断は「統計」とは言いがたい』では、電話帳を使った調査の結果を紹介しました。ここで…

tengkozo
6か月前
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当たったのか?当たった気がしただけか?(2)

当たった気がしただけのアタリには、グレーゾーンの中のアタリのほかに、グレーゾーンからはみ…

tengkozo
6か月前

Q:「当たらない」が本当なら、廃れないのはなぜ?

A:アタリ・ハズレの判定が主観的なため、実際よりも多く「当たっている」と思う、熱心な占い…

tengkozo
6か月前
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Q:矛盾した流派が淘汰されないのはなぜ?

A:どの流派も、外れを「ハズレ」と気づかない、強い思い込みがあるからです。また、どの流派…

tengkozo
6か月前
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「呪術」としての姓名判断

姓名判断には「占い」と「呪術」というふたつの機能があります。もちろん、呪術とは言っても、姓名判断で儀式や呪文は用いません。 ですが、「幸運を招く(or 不運を避ける)ために吉名をつける」という行為は、名前で運勢をコントロールしようとすることです。これは「占い」ではなく「呪術」です。[注1] ●呪術ビジネスとしての姓名判断 姓名判断の業界は、占い師とその利用者(鑑定依頼者)がともに「姓名判断は当たる、吉名は幸運を招く、運が悪いのは名前のせいだ etc」という信念を共有し、