あなたの時はいつから止まってますか?
おはざすー。映画「TheFirstSlumDunk」見てきました〜。以降本編ネタバレ含みます。
予想通り焼き直しというかリバイバルメインだったけど、宮城メインで展開されるってのが新鮮味あったなぁ。いやでも個人的には愛和学院戦とか、花道2年時を期待してたからなぁ。でもこれはこれで胸打ったなぁ。山王工業戦なんてベッタベタに手垢のつきまくったオチ分かりきった話なのにね。
視聴者Aとしてのありきたりな感想はともかく、宮城の兄貴に宮城ソータってのがいて、リョータが小3の時にクルーザーの海難事故で死んじゃうのよね。んで母親がソータのことをずっと引きずりながら生きてくわけよ。山王に勝ってからその呪縛から解放されるって話なんだけども。
ニュースとかでよく見ると思うんだけども、遺族って当時から心の時が止まったままらしいのね。でもこの現象って遺族に限った話じゃなくて、割と誰でも体験しうるものだと思うわけ。トラウマ引きずってたり、忘れられない想い人がいたり、過去の栄光が忘れられなかったり、その性質は人それぞれだと思うけど。あ、「俺の全盛期は今なんだよ!過去なんて振り返らねえよ」って人は見なくていいです^ ^
あなたの時(心の中の時間)はいつで止まってますか?自分は高3くらいで止まってる感じがします。だから結構フラッシュバックする時あったり。「人生って過去を受け止めた上で今どうするか」なんてこたぁ頭では分かってるし、自分がアドバイスする立場でもそう言うと思います。
もう少しマクロな日本で言うと、3.11から止まってる人、90年代で止まってる人、敗戦から止まってる人、就職氷河期、リーマンショック等、世代によって荒波という変化に適応しきれずに、座礁している人が多くいると感じます。
あとこの話を切り出したもう一つの狙いとして、スラダンを見た我々映画の視聴者の時が90年代から止まってないかな?という自省も込めて書いてます。まあ自分は生まれてないんだけどね。
カタールW杯のように、感動は現在リアルタイムでアップデートし続けないといけないそんな脆く儚いものなのに、埃被った感動を掘り起こして嗜んでるようじゃジジババ化の始まりってわけで。
後半ディスるみたいになっちゃったけど、日本のみならず世界中にファンの多いスラダンの映画を2022年になって観れるとは思っておりませんでした。コロナ禍でもリモートで制作して下さった製作陣には感謝しかありません。
それに最近は、タコピーとか呪術とかチェーンソーマンとか後ろ暗い作品多いしね。っぱスラダンよ。
それでは次回、映画アバターでお会いしましょう、バイバイッ!
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