いい歳をしたおっさんが3連直してみた 無料

若くもないおっさんが3連休してみたので書いてみます。
昔は一週間に5日当直したりもしたりもしたのですが、寄る年波には勝てず最近は2連直でもしんどいぐらい腑抜けておりました。
久しぶりに土曜、日曜、月曜日(祝日)と違う病院にお泊りをしたので需要もないと思いますが日記がてら書いていきます。
正確には音声入力して電車で少しずつ修正した内容なのでかなりpoorだと思う。脳みそが働いていないので許して頂きたい。いままで一度もうまく働いた脳みそですが。

まず初めに3連直と言っても救急外来ではないです。
救急外来は1日で残り、2日は寝当直です。

1日目の土曜日救急外来。
2日目の日曜日ならびに再週日の月曜日は寝当直です。
ですので、いわゆる救急外来を三連続などされているハードモードの先生に比較すると根性なしと思えるかもしれません。

まずは経時的に覚えている範囲を書きます。
初日などは忘却の彼方であまり覚えいないので、申し訳ない。この日の疲れが3連直の大勢を左右する大事である。大事ですが、救急がどうなるかなんぞは神様にお祈りするしかなく、自分でどうにもできない事は運次第である。救急は序盤は肩慣らしであったが後半につれてピッチが上がっていきました。どんな患者さんがきたかは守秘義務でもあるが、そこまでfunkyでパンチの効いた患者さんはいなかったと思う。当直と言えば楽しみが少ないですがご飯は大きな楽しみです。いつもは吉野派であるが、ここの病院は至近距離にすき家がある。


1人当直の特権は臭いのするものを食べることであろう。ダブルにんにく牛丼を事前にテイクアウトしてきたのでお昼ご飯に食する。患者さんも私もマスクしている特権である。身体が臭くなるかもしれないが明日も明後日も当直である。Kindleに入れていた無能の人を読みながら食す。

昼からも救急隊からの受け入れ要請を数件無能の私が取れる範囲でとる。無理なものは無理である。スクワットをする。筋肉が痛気持ち良い。
夕食は出前である。病院まで出前してくれる店は限られる。Uberさんが駅前でたむろしている都会ではない。個人店の中華を頂く。充分美味しい。患者さんも途切れたしアマプラを見ていると、常勤医が突然医局に入ってきた。AVを見てなくてよかった。来るなら朝来いよとも思ったが私の口から出た言葉は『わざわざ診にきてくれたんてすね、ありがとうございます』だ。意外と社会性のある言葉がでるもんだと我ながら驚いた。

常勤医が帰り、病棟からのマイナーコールをこなす。寝ても、起こされるが寝ないとしんどいだけなので、10時にベッドにはいる。ここの当直はベットメーキングされていて嬉しい。23時過ぎ、2時、4時とマイナーコール直接外来救急車の対応をする。

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当直2日目
朝である。やはり当直をしていても周りが明るくなると朝である。朝ごはんと帰りの支度をする
この時間が1番緊張する。空中給油の時に1番撃墜されやすいのと同じです。何が同じかは分からない。でも次の先生方来ないとか帰り支度しながらキャパオーバーな救急がこないか少し怖い。
前の先生は予定の10分前にきてくれた、神に近い。特に申し送ることもなく、お疲れ様、宜しくお願いしますと挨拶をかわす。良好なコミュニケーションは余り人と喋らない当直中にはありがたい。織田無道と似た先生であった。次の病院に向かう。私は運転が上手くなく好きでもない。当直後に事故れば重過失致死傷でパクられる可能性もあり、早足と電車で移動す。次の病院の予定時間5分前にギリギリ着く。前の当直医はトイレのようで事務員さんが何もなかったみたいですと教えてくれる。2日目のはじまりである。既に眠いが午前中から寝ては夜眠れなくなりそうである。寝当直でもあり、夜眠れる期待値が高い。難しい判断である。ここで私は午後から少し眠ることとした。所謂昼寝である。
ここで私が午前何をするか。今まで黙ってきたが秘技がある。ゴルゴ13を大人買いしていた。二日目三日目の寝当直で読もうと思い温存していた。今は終わっていると思うが一冊100円のセールを行っていた。

午前はこれを読もう。ゴルゴも初期作品は小学生の頃に通ってきた散髪屋で読んで以来である。当時は分からなかった社会情勢も今読むと楽しからずやだ。お昼は何と定食屋からの出前が1000円まで無料である。今どきこういう当直先は珍しい。まだ2日目であり、生物よりも揚げ物の方が無難であろう。シャバっ気のある唐揚げ定食にした。
午後からはテレビをベッドからぼーと見つつ寝ることにした。ここの当直もたまに来ているがテレビの特定のチャンネルが映らない。サザエさんが嫌いなどの政治的な思想が理事長にあるのかもしれないので、下手に聞けず怖い。まどろんでいると4時になる。ここの当直はシャワーが比較的きれいであり、シャワーにはいる。ゴシゴシ洗う。シャワー後は夕涼みみたいな気分だ。団扇でも持って縁側でゆっくりしたいが当直室で壁と対話するしかない。そう言えば朝から誰とも話してない。ちびまる子ちゃんをみる。パーティが終わって中年が始まるの続きを読む。

また、感想は読書感想文にしたいがミッドラインクライシスであろう。私もです。当直室で人生を考えても仕方ないので、夕食を考える。夕食は1500円までと豪華である。昔はこの値段で鰻が食べれたが今は値上げをして無理である。お昼が唐揚げのため、トンカツは辞めてアジのフライにする。結局揚げ物だがまだアジなのでましと信じたい。


3日目
本来はこの日はフリーであったが、知り合いから急遽当直を頼まれて参戦となった。当直と当直の間移動を除いて40分間あり走ることにした。昨日は良く寝たがおっさんになると1日の疲れを一晩眠ったぐらいでは改善できない。1歩進んで2歩下がる人生である。それでも30分ぐらいで5キロを走った。公園を走った為か周りのランナーもいる。周りのランナーはこの小汚いランナーが2日連続当直して今からまた当直とも思っていないと思うと愉快である。睡眠不足の為か誰とも話してない為か何が愉快か分からないが。お疲れ様ですといったが特に挨拶もなく前の当直医は帰っていった。当直医どうしで挨拶がないぐらいは普通であり、当直室をガンガン冷やしてランニングでかいた汗をひかせる。汗がひけば洗剤を持ち歩いているので、ランニング用のシャツなどを洗って当直室に干す。だいぶ気力が回復した。昔、読んだ佐藤優の獄中記を思い出してまた読みたくなったがiPadを見たがPDFは入ってなかった。今は透析をやられておられ、確か腎移植予定だったとご自身で書かれたおられたが元気であって欲しい。

ランニング帰りに買ったおにぎりを食べる。おにぎりは昔からシーキチンマヨが好きである。小学生の頃『き』と『ち』が上手く言えなかった事を思い出した。何故そんな事を思い出したのだろう。昨日は揚げ物だったこともあり、本日は検食を食べる。もちろんそんなに美味しい訳でもない。私はふりかけを持ち歩いてる事もあり、使うことにする。明日になれば家に帰れるのでふりかけや洗剤等の戦略物質の補充が叶う。大人のふりかけはやはり美味しい。食堂のおばさんにごちそうさまを言う。当直中は1日数分しか喋らないので食堂のおばさんも話相手として貴重な戦力である。ゴルゴ13を読んだがずっと読める程は集中力が続かない。昔は任天堂のスト2を当直中に持ち込んでやりこんだが、今はそこまで熱狂できなくなった。ここの当直室も窓がなく当直室が狭い。昔読んだアドルフに告ぐで潜水艦で発狂する話を思い出す。

潜水艦よりは何倍も広いが連直は人を選ぶ。自分で志願しておきながら情けない。3度のご飯と日光で日内変動を自ら作るしかないと思い、当直室を出て病棟の窓から日を浴びる。10分程度日を浴びて夏であることを思い出す。ここの当直室は電波状態が良くなくWi-Fiは入りにくい。ネットや携帯電話もないころの当直は結構疎外感があったであろう。今はまだその意味では良い時代だと思う。まぁ昔は当直でも外にご飯いけたし、その昔は当直中の病院の冷蔵庫にビールが普通に入っていて飲んでよかったみないだからそっちの方がやっぱる楽な気もしている。
常勤先から呼ばれたり駆け付けないといけないハイパーな先生はおいそれと寝当直もできない訳で、こんなアホな記事を読ませて申し訳ない。

3連直が終わって朝からビールでも久しぶりに飲みたいところであるが、常勤先にとぼとぼ向かう。連休明けの貯まった業務が連直あけの脳みそには厳しい気もするが、元から高性能な脳みそではないので業務に支障もないと思う。もう少し頑張って業務が終わればビールを飲もう。




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