中国のことを勝手に想像してみる
ここ最近の中国の動き
3/12のクアッド(日米印豪)、その後3/16に2to2(米首脳はその後、韓国→インド)その後にアラスカに中国首脳を読んで怒鳴りあう面白い会議。
これらの会議のテーマはいずれも
・新疆ウイグル
・香港民主化
・サイバー攻撃
・核心的利益(台湾)
などなど
この話のスタートを考えるうえで、ソ連vs米国の冷戦から考えるのがいいのでは。
●冷戦の振り返り
・日本の過去の世界大戦成績
第一次世界大戦→勝利
第二次世界大戦→敗北
米ソ冷戦→勝利
・その後に来た米中冷戦
米ソ冷戦の中で、中国は置いていかれ、ソ連と離れていったが、
ソ連が先立って社会主義・共産主義が崩壊してしまった。
米中の冷戦はダウンサイズしており、アジアに限定されて
いる戦争と見られていた
→米中冷戦はアジア、日本は近いし最前線
●戦略上の勝利とは?
・勝利側につくことを目指すのが戦略。
多少のミスは、戦略さえあっていればかなりカバーできる。
現在のところ、日本は第二次世界大戦後は、アメリカについていっている。
→ポチとすら呼ばれる
※国防と他の要素は決定的に違う点
国益がかかわることは同盟を結んで徹底することが重要。
→経済制作は同盟を結んでもいろいろできる
→戦争は同盟は信用されるのが第一
・今回の米中冷戦も、戦わないままで勝利するのがもっともよい
1945年の冷戦~90年までの45年、資本主義側が戦わずに勝利したわけで、
勝利側につきつつ、戦わないでこの状態に持っていくのがポイント。
→まあ、孫子読んどけ、とw
●そもそも中国ってどんな国なのか?
・民主主義と、専制主義の戦いである、とバイデン大統領に呼ばれた中国
中国は「専制」と「支配」を自認している。
→住むのはいいが、亡命したい国ではない
→中華思想
・中国は同盟国がない
他の国の協力が得られない
→サウジ、イラン、トルコとの協力体制を作ろうとしているが、
遠すぎるので経済的協力しか得られないのでは?
一方で資本主義圏、特にアメリカはやたらと同盟国がいる
・中国では新疆ウイグル自治区、香港だけが注目されているが、
他の漢民族も監視社会の中に生きている。
自由、人権について、中国国民が疑問を持つのではないか?
→これはげんださんの予測
・そのうちゴルビーのような人が現れるんじゃないの?
●対中国の政策はこんな感じ
・疫病が蔓延することをブロックするのが重要
→共産主義が広がることを防ぎたい
↓
→クアッドの方針は理解できる
中国の海洋政策
→マラッカ~インド洋
南沙諸島まで手を拡げて、周辺諸国どころか世界から顰蹙
中国、及びアメリカ・インドは核兵器保有国同士である
→核兵器保有国同士では戦争をしない
→戦争するのは、センガクや東シナなどの周辺区域
●中国を考える上での三つの罠
①軍拡競争の罠
参考の一つがワルシャワ条約機構軍
→強力な陸軍を保有しており、NATO軍よりもかなり強かった
→NATOは空軍を拡張、最終兵器は核という構えこれに応じた
軍拡散が行われたが、ソ連は経済がついてこない状態で軍拡を
強化結果的に国家が先に崩壊した
共産主義、社会主義では軍備拡張が止まらない傾向がある。
→資産の面で差がつかない社会なので、お金よりも、名誉が優先
される
まあ、海軍、空軍は金がかかるしね。
中国の軍事力
海軍戦力の強化中だが、中国の海軍戦力の強さ
→原子力潜水艦含め、強力
→空母は遼寧(ロシア艦を改装)、山東(初の国内産)
空母は守るためにフリゲートや空軍戦力が必要
→フリゲートや駆逐艦を増産しているが、実際は間に合うんか?
→一般的には、空母だけでなくフリゲート、駆逐艦、巡航艦、
潜水艦、および空軍戦力
東シナ海では浅瀬が続くため、空母が使えない。
一方で、沖合に停泊して、海岸線攻撃に使われるのは強力。
↓
中国の軍事力強化の当面の目標は、東シナに影響を与えるアメリカ
戦力(横須賀)と拮抗するために戦力を強化している
②中所得国の罠
中国の経済統計情報はまったく信用できない
GDPすら信用できない
現在の数字を、はるかに小さい可能性すらある
中国の人口ボーナス
労働力が多いことが強みだが、高齢化社会を迎えている
→日本よりもさらにいびつな状態になっている
経済成長については人口ボーナス
資本主義化がされていないことによる成長の限界
10000ドルを超えた場合、資本主義のほうが有利になる。
中国は2019年に10000ドルを超えたが、指数は2.27。
→経済的活力を削いでいるのではないか?
トータルで見ると、中国の経済状況は悪くなっていて、2030年には
悪化しているのではないか?
③トゥキデイネスの罠
ある地域を支配している既存勢力に対し、新勢力が台頭してくると、
その新勢力は既存勢力に挑戦するようになり、必然的に対立する
ようになるという状態
既にアメリカの息がかかっている地域に対して、中国が出ていった
時点で対立構造ができる。アメリカはこれを封鎖する形で展開する
形になっている。
●中国に対する各国の動き
・日本を除く7か国が中国への経済制裁を発動した
→日本は制裁に関しては法律がない
・台湾に対して各国から人が入っていることを中国は意識
→世界から台湾が一国として認められつつある
・南シナ海の共通の理念に基づいて軍事行動を行っている
・6年以内に台湾に軍事行動を起こす可能性がある、と予告してる
米海軍もいて、警戒態勢は緩んでいない
・北京オリンピックの不参加・ボイコット
→中国はボイコットさせない手を打ち始めている
●日本が戦争にかかわらないようにするには?
戦争にかかわらないほうがいい。
中国が暴発した場合も、他の国でやってもらう
中国・台湾問題が沖縄に波及する~日本にも広がってしまう、という
波及要素まで考慮する必要がある
日本が国益を侵害してきて、中国を傷つければ戦争になるだろう
どちらの国も自国を守る、と思っているので、領土だけでなく、
それぞれの国にいる国民を守ることを建前に戦火が開くことも
↓
情報を赤裸々にして、海外、世界がどう評価するか、を重視した
うえで、日本は方針を定めるほうがいい。世界世論、世界各国の
理解を得ることが重要。
●大陸の展開状況が変わってきているが?
イラン、サウジアラビアへも展開をしているがどうか?
↓
人民解放軍は海を越えたことがない
インド、東南アジアは中国は意識しているが・・・
↓
イランとは手を組めるのかどうか?
→地理上遠いから、中国に対してはほぼ役に立たないのでは?
→経済的に枠組みに組み込めるが、実際は難しいのでは?
インドと中国は仲がイマイチ
インド、パキスタン、中国はそれぞれ中が悪い
殴り合ったりしているw
●米中の対立軸、中国の将来図はどうするのか?
中国自身もわからないのでは?
ソ連が崩壊して、中央アジアが独立した
中国は一つの共和国(自治区はともかく)は分裂できない
↓
歴史上、文化文明が穏当な政策をとると、周辺諸国も安定する
→冊封政策を行い、朝鮮、沖縄などを従えた穏当政策に変われば
いいのではないか。
(あれ、日本も朝貢貿易の体をとっていたような・・・)
→共産主義から変わっていくことは難しいのでは?
14億もいると、共産主義のほうがいいのでは、という声もある。
問題は経済が立ち行かなくなった時に、いったい国民の不安を含めて
どこに行くのか?
●中国の宇宙政策について
だれかーだれかーだれかーだれかーだれかーだれかーだれかーだれかー
●米中の「代理戦争」
朝鮮戦争、ベトナム戦争などは、既に代理戦争。
現状はどこの国も全面的にいかないのでは。
朝鮮問題でなぜ中国は出ていったのか?
アメリカが日中問題に触れそうなところに現れたので、出てきた。
中国、朝鮮は自分の国境、戦争ラインに入ってくると反応する。
※これはアメリカも一緒
中国からすると、朝鮮は緩衝地帯になっているので、このままがいい。
●「どこか」からのサイバー攻撃
サイバー部隊の増強を進めている状況で、国家だけでなく民間でも。
自衛隊はどこまでサイバー領域を守ってくれるのか?
中国、朝鮮ともサイバー能力は高い。
防衛省は、専守防衛なので、攻撃能力を高めないまま防衛能力は
あがらないので、能力的には・・・。また、人的リソースが桁が
違っており、現状はかなり厳しいのでは。
IT業界ばかりが注目されているが、インフラ全般が非常に弱い。
木更津での大規模停電などは、まあ・・・。
●いったんその他で括っておく話
中国は潜水艦の航行技術がそれほど高くない。
日本の潜水艦はこの点ではとてもレベルが高いので、この技術は絶対に守らなくてはならない。現状、中国(他の国もだけど)は民間企業を狙っていくことがあるので、その点はホントに注意が必要。
人民解放軍の銃口は、いったいどこに向いているのか?と言うことを、中国の国民はわかってしまった。現状、中国の生産性とそこからの資産は、決して国民に還元される仕組みがない。
この先、習近平政権が続くか、という点も疑わしい。
現在、中国が他国に対して反駁しているのは「国内問題」に口を出されているからで、積極的に外部へ出ていこうと思ってはいない。
中国にとっては、香港、台湾、新疆ウイグル自治区、センガクについては「国内問題」なので反駁しているのであって、外部へ出ていこうとは思っていない。中国は順法精神を持ち合わせており、その準備まで整わない限りは国際社会と争うような形では出ていかないのでは?
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