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やり抜く人の9つの習慣

大事な試験を控えた大学生2つのグループに分けて、グループ1には「憶えなければならないことがあと52パーセント残っている」と伝えました。そしてグループ2には「すでに48パーセントは憶えた」と伝えました。
結果はどうなったでしょうか。グループ1のモチベーションはグループ2よりも格段に上がったのです。
こうなってしまう理由は「早すぎる達成感」以外にも、もうひとつ考えられます。
それは「これまで思考」でやり遂げたことを考えると、ついつい他の目標に目がいってしまうという理由です。
つまり「これまで思考」が強くなると「やりかけの目標ばかりがたくさんあって、どれひとつとして達成されたものがない」という事態になりかねないのです。

P.40

これまでに目を向けると、
達成感がやり抜こうとする意思を超えてしまう。
一方で、達成感があることで、自信やモチベーションにつながる。
バランスを取ることが大切なのかと思います。

自分の能力を最大限に高めたいと願うのであれば、自分自身の思い込みを注意深く観察することが大切です。
もし、自分自身が、成功や能力向上を邪魔する考えを持っていると気づいたなら、それを変えてしまうことです。
人は変わることができます。どんな能力でも、あなたの努力次第で高めることができるのです。このことは心理学が証明しています。
次に「私には無理だ」と言いたくなったら、こう言い換えましょう。
「今の私にはまだ無理だ」と。

P.82

私淑する稲盛和夫さんも似たようなことを言っています。
能力を現在の能力で判断するのではなく、
「未来進行形でとらえる」ことで、高い目標を成し遂げられる。

成功した起業家やスポーツ選手、人気の作家や音楽家・・・こうしたそれぞれの分野での成功者を見て、「天才」だとか「才能に恵まれた人」などと考えてはいないでしょうか。

「才能とは、努力や経験によって誰にでも得られる能力だ」と正しく理解した上で言っているのなら問題はないのですが、たいていの場合はそうではありません。

成功とは「正しい選択」「正しい戦略」「正しい行動」によってつかむものです。決して生まれつきのDNAで決まるものではありません。

知能指数のように、これまで「生まれついてのもの」と考えられてきた指標は数多くあります。しかし、これらの指標では「誰が成功し、誰が成功しないのか」をまったく予測できないことが、多くの研究によって証明されてきています。

誰が将来成功するかを予測しようと思ったら、知能指数を見るよりも、その人の戦略性や持続性を見る方がよほど的確です。

P.114

とても勇気のでる文章です。
知能指数<戦略性・持続性
鈍ではあるが、誠実に確実に物事を成し遂げる人間になれるよう、
日々成長していきたいと強く感じました。

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