日向坂46 12thシングルのフォーメーションについて
こんにちは。ほるひす𓅟です。
先日日向坂46の12枚目シングル『絶対的第六感』のフォーメーションが発表されました。
思えば前作『君はハニーデュー』から選抜制度が導入され、日向坂ファン界隈では諍いが増えたように感じています。
その上で今回は加藤史帆さん、東村芽依さん、丹生明里さん、濱岸ひよりさんが同時に卒業を発表するという、晴天の霹靂のような発表のあとでの選抜発表。それはもうファンからしたら様々な感情が入り交じる、どう転んでも丸くは収まらない選抜発表だったかと思います。
今回の件について私見を述べますが、あくまで個人的意見をたらたらと書いてるだけですので、「そんな意見もあるんだな」と、酒の肴にでもしていただけたら幸いです。
選抜制度の導入について
今回の話をするにあたって避けて通れないのがこの話題だと思っています。
選抜制度の是非について、あくまで個人的感情ですが話せたらと思います。
まず初めに選抜制度に対して肯定か否定か、というところですが、正直に言うとどちらでもないというのが実情です。
どちらかといえば否定派よりかな?くらいです。
自分のFFさんの中でも否定派、肯定派それぞれの意見の方がいらっしゃいますが、若干否定派の色が濃いのかなと思っています。
日向坂の歴史を振り返った時にキーになってくるのが、「けやき坂46」と「22人の日向坂」だと思います。
けやき坂時代日の目を見ずに下積みの努力を重ね、次第に自分たちの道を確立していき、全員で一丸となって挑んだ東京ドーム。
この時の日向坂は全員が同じ方向を向いている、もっと言うならファンも含めてみんなが横並びで同じ方向を向いている状態でした。
同系統グループである乃木坂46は毎回選抜制度を敷いていたのに対し、日向坂は全員選抜であることが、そのグループカラーとも相まって相乗効果を生み出していたと思います。
実際それは他の坂道グループとの差別化になっていたし、日向坂の強みだったと思います。
しかし、渡邉美穂さんの卒業を契機にメンバーの入れ替わりが増え、状況は変わってしまったと思います。
坂道グループの性質上メンバーの入れ替わりがあるのは避けて通れないことなのですが、22人の日向坂期間が長く、それが他のグループとの差別化になってしまっていたことが、かえってメンバーの入れ替わりを受け付けなくなってしまった要因なのかなとも思います。
まぁそんなことは今話しても仕方がないのですが、話を現在に戻します。
上記のことから、日向坂と選抜制の相性は非常に悪いと思っています。
ただ実際問題、選抜制を導入しないとグループとして活動できないのかな、という思いもあります。
現在全員選抜にするとしても以前のような一体感、勢いはありません。となると1番簡単に実現出来て、且つ商業的に成立するのが選抜制なのかな、とも思います。
※一体感がないというのはメンバーが悪いということではなく、メンバーの入れ替わりが激しいという意味です。
全員で下から這い上がり、全員で東京ドームに向かって走り続けていた時代とは違います。
そう考えると、選抜制は仕方ない、受け入れざるを得ないものなのかなと解釈しています。
但し、それが最適解かと言われると疑問が残るのもあります。
実際選抜制を発表してから、ファンの一体感はなくなってしまったように感じます。
推しが選抜に選ばれず、選ばれたメンバーを中傷するような痛ましい事例も散見されており、こんなこと4年前なら考えられもしないことだったと思います。
いまグループがひなたフェスに向けて一丸となって取り組んでるのに、ファンがそれを阻害してどうするのか。
ただ実際推しが選ばれなかったら悲しいという感情は当たり前だと思うので、そこはファン個人個人が民度を高く持つか、運営が選抜制度以外のシステムを構築するかしか解決策が無いのが現状かなと思います。
卒業センターについて
今回のフォーメーション発表の目玉は加藤史帆さん、東村芽依さん、丹生明里さん、濱岸ひよりさんが卒業発表された事だと思います。
そのことが今回の選抜発表にどう影響を与えるのか、非常に興味深い部分でもありました。
個人的な意見を申し上げますと、卒業センターはないだろうなと思っていましたし、して欲しくないな、というのが率直なところでした。
卒業センターの歴史を紐解いていくと、乃木坂46の深川麻衣さん、橋本奈々未さん、西野七瀬さん、白石麻衣さん、齋藤飛鳥さん、山下美月さんが卒業センターを経験しています。
勿論卒業センターはそれだけの実績を挙げてきたメンバーに対する餞ですし、上記の錚々たるメンバーだったら異論はございません。
但し、日向坂のグループカラーを考えた時に、卒業センターは似合わないんじゃないかなと思うのです。
実際日向坂46の卒業生で表題曲の卒業センターはいません。
渡邉美穂さん、齊藤京子さんですら表題曲のセンターは務めませんでした。
そして今回卒業発表した中にセンター経験者は2人。特に加藤さんはグループのエースとして最前線で活躍されてきた方なので、もしかしたらとも思いましたが、結局センターは4期生のお2人でした。
個人的な意見ですが、これについては英断だったと思います。1期生、2期生の卒業が増え、来年には5期生も入ってくる変革期において、次世代を担うメンバー育成は急務です。そんな中で卒業センターを置くことは、グループにとってメリットが薄いと考えます。
話は逸れますが、私の神推しである高山一実さんがご卒業された際は、賀喜遥香さんが初めて表題センターを務めました。
冠番組内でも賀喜さんが高山さんを慕っているのが見て取れましたが、最後高山さんが賀喜さんの背中を押す構図が大好きでした。
だからこそ今回も、4期生のセンターを卒業するメンバーが支えるという構図になって嬉しく思っております。
フォーメーションについて
今回のセンターに選ばれたのは正源司陽子さんと藤嶌果歩さんの2名でした。
ファン人気が高く、ルックス的にもテレビ映えするお2人ですので、運営もここをプッシュしていこうと思ったのでしょう。
としきょん、なおみくでも実現しなかったWセンターですが、今回のタイミングで実現できたのは良かったのではないでしょうか。
またWセンターの周りに加藤さん小坂さん美玲さんという経験豊富なメンバーを配置しているのも良いと思います。
卒業を発表された東村さん、丹生さんは2列目となり、磐石の布陣だと思います。
また前回ひなた坂のセンターとして活躍された髙橋未来虹さんが選抜入りということで、これについても嬉しく思います。
ひなた坂ライブのパフォーマンスを見ても素晴らしかったので、これは素直に喜ばしいことだと思います。
また今回初選抜で4期生の小西夏菜実さんが入りました。ひな誕祭での月星センター、4期生楽曲センターと場数を踏んで堂々の選抜入り。
月星の楽曲の雰囲気にも負けない凛とした空気を纏いながら、雨が降ったってのような可愛らしい楽曲にも対応出来る「幅」は大きな強みだと思います。
個人的には今回清水理央さんが入ると思っていたので、選抜入りできなかったのは少し残念でした。ただ彼女はいつか表題センターを張れる器だと思っているので、変わらず応援を続けます。
濱岸ひよりさんの落選について
今回卒業を発表された中で唯一濱岸ひよりさんだけが選外となってしまいました。
悲しいことではありますが、選抜制度を敷いている以上仕方の無いことなのかな、とも思います。
特に今回は卒業センターも置かず、どちらかと言えば未来を向いているフォーメーションと言えます。勿論濱岸さんには入ってもらいたかったのですが、3、4期生を優先させる方向自体は理解できなくもないので、非常に難しい選択だったと思います。
ただ卒業発表したら必ず選抜に入れるという流れが出来るのも良くないし、1人だけ外すならもう1人余計に外そうってなるのも違うと思います。
あくまで運営は次世代を見据え公平にジャッジする中で、その構想に入らなかったということだと思います。
濱岸さんを推している方からすれば非常に辛いことかと思いますが、どうか「○○は入ってるのに」や「○○入れるくらいなら」といった意見がなくなるよう心から願っております。
高本彩花さんの卒業もひなた坂ライブとなりましたが、日向坂46の歴史に残る素晴らしい卒業ライブだったと思います。
濱岸さんが今回選抜に入らなかったなら、せめて卒業セレモニーは大々的にやって欲しいなと思います。
以上、長くなりましたが個人的な意見をつらつらと書かせていただきました。
酒の肴に読みながらあーでもないこーでもない意見を交わせたら嬉しく思います。
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