鉈とマチェットの違いってなんだ?
日本の鉈(なた)と海外のマチェット(machete)って似ていますよね。しかし実際触ってみると道具として大きな違いがあります。今回は簡単にその説明をしたいと思います。
日本の鉈の特徴形状
形状
日本の鉈は比較的厚みがあり、刃渡りが短め(通常20~30cm程度)で、片刃または両刃がある。刃先は直線的または緩やかな曲線を描くものが多い。
柄(え)は木製や樹脂製で、片手で扱いやすい設計。
素材と製法
日本の伝統的な鍛冶技術を使い、主に炭素鋼で作られる。硬い切れ味を持つ一方で、砥ぎ直しがしやすい。
用途
主に木材の伐採や枝払い、細工作業、アウトドアやキャンプでの調理にも使われる。山林作業や薪割りなど、比較的精密な作業にも対応。
海外のマチェットの特徴
形状
マチェットは刃渡りが長く(通常30~60cm)、幅が広い。刃は直線的またはやや湾曲していることが多い。
素材と製法
多くはステンレス鋼や炭素鋼を使用。日本の鉈ほど高級な鍛造技術は使用されず、大量生産が一般的。
用途
熱帯地域での草刈り、農作業、ジャングルの道を切り開くために使われる。木の伐採より、薮払いに特化している。
戦闘用やサバイバルツールとしても使われることがある。
特徴的な種類
地域ごとに形状が異なる(例:フィリピンの「ボロ」、インドネシアの「パラン」)。
鉈とマチェットの違い
鉈は木、マチェットは草、っていうことですね。以外に海外で鉈に変わるような道具がありません。近いのでハンドアックスとかになるのかな?
鉈のずっしりとした質量は道具としての安心感が半端ないです。
鉈のこと考えていたら、自分で作って見たくなってきました。鋼の鉈が安価に売っているので、躊躇していましたが、かっこいいな、と思えるデザインの鉈があまりないのも事実。
ボランティアの作業で毎週使うものですし、自分にとっては、ナイフより使用頻度が高いのは間違いないです。
自分でデザインしていたら止まらなくなり、どうしても作ってみたくなってきました。制作中のナイフが2本ありますので、その後は鉈の制作に入ることにします。鋼材はD2かな。楽しみです。