保護者からの相談3

まだまだ新規募集中の御崎エデュケーションですが、面談や体験授業の申し込みが少しずつ増えてきており、嬉しい限りです。御崎エデュケーションが得意なことやコスパが良い塾の利用方法を伝えているため、必ずしも定期授業の申し込みまでつながりませんが、大変参考になりましたの一言で体験授業を実施した買いがありました。
さて今日も相談に対するアドバイスの例をご紹介。

立川国際中志望の小6
相談内容 :「今から立川国際中の勉強を始めたいのですが、どうすればよいでしょうか」
アドバイス:
「今はまだ焦る必要はありません」
「強いて言いうならば算数と国語の基礎力を身につけましょう」
「算数は、私立中受験生の平均レベルを」
「国語は、まずは語彙力・読解力を身につけましょう」
アドバイスを簡潔にまとめると以上になりますが、これら4点の細かい内容や夏期講習の過ごし方については、有料相談を申し込んでいただいた方のみのアドバイスということでご了承ください。

まず、「1学期途中の6月ではまだ特に焦る必要はありません」。
正確に言うと都立中合格において、地頭の良さが必要とされますが、ある程度合格可能性がある生徒であれば、適切な授業・適切な入試問題実施のタイミング・適性綱講師の指導で、夏期講習からの都立中対策で十分に間に合うからです。残念ながら、都立中受検において、塾に3年間通っていても合格できない生徒の場合、すでに手遅れになっているからです。
この段階において週に1~2回の授業ではあまり効果が挙げられないからです。
以前にも記載しましたが、都立中合格において必要なのは、「地頭の良さ」であり、合格に必要な「頭の使い方」をどのように伸ばすかが合格のカギになります。そこで、都立中対策として有効なのは、まず「都立中の入試問題がどのようなものか」を理解してもらい、「どういう風に読んで考えれば答えが出るか」や「どういう風に書けば点数をもらえるか」を納得してもらうことです。そのためには1~2週間と短期間において、できれば毎日授業を受けてもらうことが最も有効な都立中合格の対策だと考えています。
現にこのやり方で、上の子武蔵中、真ん中南多摩、下の子三鷹全て合格した三兄弟を指導したことがありますが、下の子になるにつれて、御崎エデュケーションでの個別指導の総時間数は減っていきました。兄弟姉妹間の仲が良かったため、勉強の進め方や具体的な問題の解き方などを気軽に質問できたこと、また、保護者の方がやるべきことや御崎エデュケーションの指導方法に信頼を置いていただいたことによるスムーズな進行が相乗効果として現れたという理由もあります。

そこで、1学期中にやっておくと夏期講習がスムーズに進むこととは、「算数と国語の基礎力を身につけましょう」ということです。そのためには、「算数は、私立中受験生の平均レベルを」、「国語は、まずは語彙力・読解力を身につけること」です。具体的な対策は非常に長くるため省略しますが、使用する教材は、現在通っている塾の教材でも市販の教材でも何でも構いません。特に算数においては、都立中入試問題において必要な分野とそうでない分野があるため、重点的に勉強したほうが良い分野があります。算数において必要な分野が何かをきちんと答えられる塾・講師であれば信頼できる塾・講師だと思います。また、読解力向上については、説明的文章をきちんと読むことが望ましいですが、教材を用いず図書室・図書館にある本を使うのであれば、生徒が興味を持っている分野の解説本をじっくり読むことをお勧めいたします。小説などは読んで無駄なことは決してありませんが、点数や合格力に直結しないことに注意が必要です。それでも現在大きな問題となっているYouTubeを長時間ダラダラ見続けるくらいなら好きな小説を大量に読むことのほうがよっぽど有効な時間の使い方といえるでしょう。
語彙力についても、生徒が興味を持っている分野の解説本、例えば歴史に関する本であったり理科の図鑑であったり、文章が練られている本であれば、その中に出てくる語句をきちんと調べたり、質問したりすることで語彙力は必ず上昇するので、読解力向上と語彙力向上との一石二鳥のやり方です。

公立の中高一貫校は、学校の雰囲気もいいですし、勉強のフォローも通常の私立中以上にしっかりしていることもあり、また地頭の養成にもつながるため、きちんと取り組むべき価値のある学校だと思います。地頭を鍛える分、授業を構成するテキスト・問題・過去問の選択にはそれ相応の能力が求められますし、指導する講師の力量や生徒との相性も非常に重要になってきます。とすると、現在他の塾、新規に通う塾を検討されているのであれば、特に個別指導や家庭教師を候補に入れているならば、1学期の間は夏期講習に担当してもらう講師を丁寧に選別することが最も良い過ごし方になるかもしれません。
なお、塾へ面談・相談に行く際には、400字の作文を2本ほど持っていくとスムーズに面談が進むでしょう。教材・題材はどれでもよいが、入試問題は初見の生徒にはかなり厳しいでしょう。すでに塾に通っている生徒であれば、そこで書いた作文で十分です。ついでに添削・講評してもらえれば、それぞれの先生の比較になって、生徒や保護者がどの講師が良いかの基準になりやすいと思います。

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