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会話で伝わること

最近、こんなことがありました。
植木屋さんから「剪定した枝葉を積み込むの
に、ここにダンプを乗り入れていいですか」
と聞かれて「少し乗り入れて轍が出来なけれ
ばいいですよ」と答えましたが、「え?」と
何回も聞き返されました。
轍という言葉は相応しくなかったし、活舌も
悪かったと思い直して、「車を少し乗り入れ
てみて地盤が凹まなければ、奥まで乗り入れ
て良いですよ」と、活舌にも気を付けながら
言い直したら伝わりました

上手く伝わらないとか誤解されたりする場合
伝え方に問題があるのかもしれないと思える
素直さを忘れないようにしようと思いました


こんな思い出もあります
妻と母(義母)と私の三人で義母の弟のお宅
を訪ねた時の事です
義母とその弟さんの奥さんとの会話を傍で聞
いていて? オドロキきました
二人は訊ねられた事への回答がなく、自分の
言いたいことばかり言っているのです
いきなり話題が飛んでも笑みを湛えて続ける
のです。
そのうち、話に熱中してきた二人の顔は頬に
紅をさした様にイキイキとなってきました
まるで乙女に戻ったようで麗しい光景でした
自分の言っている事に相手が「うんうん」と
頷いてくれて笑顔で見てくれている事が嬉し
いんだろうな~と思いました
お二人はもうこの世に居りませんが、楽しそ
うな笑顔は今でも鮮やかに浮かんできます

つじつまが合わない。だけど、キモチいい
こういう会話もあっていいのかなあ~と
思いました


そう言えば・・・
最近の夫婦の会話でも前述の様相と似通った
ところが出てきたのが気になります
耳が遠くなったのか、活舌に問題があるのか
言っている事が解らない。よく出るあれとか
それでは本当は何だか解っていない時もある
先日・・・
いつもなら「何?」って聞き返す場面なのに
「フンフン」と頷いている姿に??
「わかってる?」
「何て言っているのか解らなかったけど聞き
 直すの面倒だからフンフンと言っといた」
「え~」
他愛無い話だったので笑っておしまい
でも、末恐ろしいですわ


長く生きていなければ判らない事を
一つ知っていく度に意識を更新して
いる昨今です。それと毎月1冊ずつ
落涙するような感動本を読んでます



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