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ふるさとワーキングホリデー『ぱんぱかぱん』

北海道浦河郡浦河町。

そこに、一軒のパン屋さんがある。

海の傍にある白い建物。

パネルが4つ合わさった看板。

その看板には

” ぱんぱかぱん ” と書かれている。


ぱんぱかぱん


この街のパン屋さんだ。

「ぱんぱかぱん」では、旬の野菜や地元の食材を使用したこだわりのパンが並んでいる。生地には卵が使われておらず、アレルギーのある人でも食べやすい。そんな地元や人々を想ったパンは、温かくて優しい味がする。

扉を開けば、焼きたての香りが鼻をくすぐる。空腹を誘う店内は心地よく、豊富な数のパンが並べられている。
特に人気なのは、クリームパン。もっちりとしたパン生地に、とろみのあるカスタード。一口食べれば、虜になってしまう。


店内の様子
イートインスペース

お店のパンが食べられるイートインスペースからは海が見える。最高の景色を眺めながら、美味しいパンが食べられる。


そんな素敵なパン屋さんに、私たち(ハタ・ヒロタ)は2週間ほど就労することとなった。所謂、ふるさとワーキングホリデーである。

日本中のふるさとで地域の仕事をしながら、地域の人たちとの交流や学びを通じてリアルに地域の暮らしを体験できるふるさとワーキングホリデー。

総務省 ふるさとワーキングホリデーポータルサイト


この「ぱんぱかぱん」でも、浦河町のふるさとワーキングホリデーに協力しており毎年合わせて、10人ほどのワーホリ生が集まる。

そんなワーホリ生についてぱんぱかぱんの店主のイサイさんは、次のように語る。


「ワーホリ生には普段経験できないことにたくさん挑戦してほしいと思っています」

就労中にも、しばしば耳にした「経験」という言葉。イサイさんにとって、ワーホリは働くというよりも経験としての意味合いが強いことが感じられる。実際に、ピザを作ったり、パンを並べたり、ラッピングしたりなど様々な経験をさせてもらい、充実した時間を過ごすことができた。


加えてイサイさんは、ワーホリ生が来てからの変化についても教えてくれた。

「新しいひとが来ると、お店の雰囲気が変わっていい変化が生まれます」


イサイさんはそう言って、私たちを快く迎えてくれる。ぱんぱかぱんではワーホリ生が来ることで、お店に新しい風を吹かせ、雰囲気を和ませている。特に、ワーホリ生が来る度に出身地の話や変わった話が聞けて楽しいという。ワーホリは一方ではなく、双方にとって良い経験や出会いとなっている。

そんなワーホリ生たちと関わる上で、ぱんぱかぱんでは「食事」を大切にしているという。

ここではテーブルを囲んで食事をすることが恒例となっており、職場の方々とより深く交流することができる。
以前、ワーホリ生が気に入ってくれたことをきっかけに、今でもこのスタイルを続けているそうだ。


最後にイサイさんから、これから来るワーホリ生に向けてメッセージをいただいた。

「バダバタして大忙しな毎日だけど、やったことないことに挑戦して欲しいし、スタッフの皆さんとも思い出を作って欲しいです。それから、浦河町は個人でやっている映画館とか本屋もあるちょっと面白い町なので、来た際には浦河暮らしをたくさん楽しんでほしいです」

イサイさんの言う通り、浦河町はちょっと面白い町だ。様々な場所を見たり、聞いたり、経験したりして得るものはたくさんあるだろう。

ワーホリに挑戦したい人、興味のある人。

ぜひ、足を運んでみてはいかがだろうか。

ハタ・ヒロタ

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