私にとってうしろシティは英雄であり味方だった


解散を発表したうしろシティさんへの想い、思い出を綴りました。長ったらしい文で、誤字脱字が多くあると思いますが、読んでくださる方は気楽の読み進めていただけたらと思います。



2022年4月28日うしろシティが解散するとニュースで知った。
ここ最近のお二人の活動から、もしかしたらもしかするかもと考えていた自分がいた。
でも、いざ解散に直面すると涙が止まらず自分でも驚いた。

これからどうしたらよいのだろう。たくさん好きな芸人はいるのに今は何も見る気になれない。彼らが開けた穴を埋める芸人はどこにも居ないことに気づいた。

彼らを初めて見たのは、2012年キングオブコントだと思う。よくは覚えていないけど、うしろシティとさらば青春の光、どっちがどっちか当時はごっちゃになっていた。2013年ぐらいのキングオブコントでもごっちゃになっていて、でも去年もいたなぁ、すごいなぁと思ったことを覚えている。
私にとってうしろシティはそれぐらいの存在だった。

お笑い沼にハマった2018年、当時の私は、うしろシティに対して面白いというイメージを持ってはいなかった。そんな私が、彼らのネタをちゃんと観たのはYouTubeが初めてだった。

確か、「あはれ名作くん」というNHKビットワールド内で放送されていたアニメにハマった際、YouTubeで「あはれ名作くん」と検索したが、あまり検索結果に満足できなかった。そして、検索フィルタの人気動画順で検索し直した。すると、1番上にうしろシティのコントが出てきた。何故だろうと思ったが、彼らは主要キャラの声を担当していると後で知った。

あのキングオブコントの人の人達だと認識した。

コントを再生した。(当時は公式チャンネルが無かったので、違法だったかもしれません。ごめんなさい。)めっちゃ面白かった。なんだ面白いじゃんと生意気ながらに思った。
それからは近所のTSUTAYAで借り漁った。


高校入学後、ずっとひとりだった。友達を作れなかった。昼休みは、クックパッドliveのアーカイブを見て過ごした。自分のコメントが読まれた場面は何度も見た。ラジオよりハードルが低くて、何度も読んでもらった。ラジオに比べると自慢できるものでは無いけど、自分のコメントを軸に話をしてくれたのは嬉しかった。

フィンランドのヘヴィメタ編み物世界選手権の時には、アーカイブを見ながらお弁当を食べた。リアルタイムではFacebookアカウントがないと視聴できなかった。作る気にはなれず、眠りについた。翌朝、大会のアカウントをブラウザで開くと、アーカイブが観れるようになっていた。嬉しくって、通学中の電車、休み時間で見た。昼休み、周りは楽しい会話を繰り広げ続けてるなか、自分は何をしているのだろうと笑えてきた。学校にはこの話題を話す人がいなかったけど、ネット上での盛り上がりはすごくて、1日中楽しかった。

公式チャンネルが開設された日も鮮明に覚えている。その頃、芸人の公式チャンネル開設ラッシュが続いていた。うしろも続けばいいなぁと考えていた次の日ぐらいに公式から発表があった。

開設されてからは毎月、7日12:00を待った。ちょうど学祭と被った日には、ジュース屋の店番をしながら再生した。
これから、ネタ動画以外も上げるかもという話があったような気もする。もう、夢のまた夢だけど。


私は、うしろシティが好きとは人には言わなかった。単独ライブに行きたかったけど、1人で行く根性は無くて、母を誘おうとした。でも、知らないと一蹴されるのが怖かった。勇気を出して誘ってみると渋い顔をされてしまった。なんとか、サイゲン大介の名前を使うことで、単独ライブへ行けることになった。鑑賞後、母のうしろシティの見方が一転した。「すごくよかった」「演技が上手」「こんな面白い人がいたんやね、知らなかったよ」と絶賛してくれた。自分が褒められるより嬉しかった。

ライブの物販というのが初めてで、終演後におふたりが対応してくださることに驚いた。並んでいる間、すごくドキドキした。なんと声をかけようか考えたが、ライブの余韻で頭が回らなかった。

自分の番になった。舞い上がって、よくわからない事を口走ってしまった。そんな私にも、優しく対応してくれて、もっと好きになった。一人一人に丁寧に対応する姿に感動してしまった。終始和やかな雰囲気で、おふたりの人柄の良さを感じれた。


結局私は、高校3年間友達を作れなかった。思い描いていた高校生活ではなかった。でも、そこそこ楽しんだ。うしろシティのお陰で、1人で過ごす昼休みも孤独ではなかった。





人生初の単独ライブはうしろシティ「人生にエクスカリバーを」だ。


会話を交わした芸人はうしろシティのみだ。

ラジオの面白いさを知ったのはうしろシティ星のギガボディだ。

色んな芸人が好きだけど、うしろシティが1番思い入れが強い。どれだけ救われてきたか。

うしろシティの面白さに気づいた日から私は、彼らのコント、人となりに魅了され続けてきた。


私は、友達がいない、特技がない、コンプレックスばかりだ。

それでも私の日々は、自己満足の範囲で充実している。

うしろシティを通して知ったフジファブリックは1番好きなアーティストになった。
新潟バスセンターのカレーが食べたくて、近所の百貨店に新潟物産が来るのを待った。
ムーミングッズが目に留まるようになった。
日本史がちょっと好きになった。

小さい出来事の積み重ねで私の人生は彩られていった。ありがとう。うしろシティに出会えてよかった。面白いと気づけてよかった。

おふたりが選択した新しい未来が素晴らしいものでありますように。








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?