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【週刊消費者情報】消費者雑感

「米よこせ運動」はじめますか?

お米売り場の棚にお米が無い、という状態がこの間続いています。家の近くのスーパーでは、最近ようやく入荷しだしたのですが、10キロ袋しか置いてなかったのです。レジ付近にいた高齢の女性は「これじゃ持って帰れないわ」と嘆息をもらしていました。
米不足の原因は、連日の猛暑につづく猛暑でした。業界関係者によると6月ごろから徐々に影響が出始め、8月にはスーパーの棚が空くようになったと言っています。それもそうです。3カ月近く35度を超える気温ですから、人も自然もおかしくなって不思議はありません。

政府は備蓄米91万トンを放出しない意向ですから、いまのところ新米が出回るのを待つより術はないようです。しかし、なんといっても主食の米が無いのは困ります。戦後間もない時期にあった「米よこせ運動」じゃありませんが、消費者もちょっと声を上げないといけない時代になってきたのかもしれません。

PFAS汚染の実態把握を急げ!!
国は水道事業者に対し、全国の約1万2000カ所の検出状況を9月末日までに報告するように求めています。ようやく汚染の実態が解明されつつあるといっていいでしょう。
以前から問題視されてきた兵庫県明石市の明石川。その上流に産廃処理施設があり、PFAS汚染が指摘されていました。流域に暮らす市民らが血液検査をしたところ、高い数値が検出されたと最近の新聞報道にありました。川から取水された水道水を飲んだ結果に他なりません。発がん性はもとより、いろいろな有害性が指摘されているPFASですから、実態調査の全容把握をしっかり推し進め、情報公開しなければなりません。遅きに失する感は否めませんが・・・。
『消費者情報』Web版8月号特集は「”永遠の化学物質”PFAS(ピーファス)とは何か」です。ご関心ある方は、下のURLから検索してご覧ください。

『消費者情報』Web版編集室 
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