父親の家庭は貧しかったが夕げは必ず子どもたち皆が揃ってからと決まっていた。ところが末の女の子がいつまで待っても帰って来ない。家族総出で探しに行くと山の木の上で一人泣いていた。理由を聞くと兄である父がこっちへ来いと誘ったからだと言う。父はずっと家にいた。それで狐の仕業と言うことに。

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