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教員の仕事について思うこと


こんにちは、凪です。
現在育休1年目、中学教員をしていた一児の母です。
今回の記事では、自分の教員生活を振り返って
ふと思ったことを書いていこうと思います。

教員の仕事は持ち帰りありき?


教員の仕事は飲食店と似ている思います。

食べ物の仕込みや、店内の掃除などのお客さんに見えない仕事
注文を取ったり提供したりするお客さんに見える仕事
この二つができて、はじめてお店が回るのだと思います。

教員の仕事で分かりやすいのが授業です。
生徒の目の前で授業をするためには、授業づくりが要となります。
そして、教員ですから、
飲食店がお客さんに美味しいものを食べてほしい!と思うのと同様に、
生徒が分かりやすい授業にしたい!と思うはずです。

しかし、ここからが飲食店との大きな違いだと思います。

飲食店はお客さんを万全の体制で受け入れるために準備をする
仕込みの時間と、
お客さんを迎え入れる営業時間とが明確に分かれています。

教員の仕事は、生徒に見えない仕事をする時間が
明確に確保されていない
と言う点で異なると思います。

店は24時間営業。
お客さんがいない間に仕込みしつつ、来たら接客する。
下手したら、野菜切りながらレジ打ってる。

忙しい時、私はそんな状態になっていることもありました…

授業のない時間、所謂「空きコマ」の時間もありますが、
授業づくりなどの自分の時間として確保されているわけではありません。

実際私は空きコマで、
・不登校生徒の家庭訪問
・別室登校の生徒の対応
・体調不良者の対応
などにあたることが多かったです。

せっかく食べてもらうのだから、美味しいものを作りたい!
そう思っても仕込みの時間がじゅうぶんに確保されていない。
それならば、自分で時間を作るしかない。

そして仕事を持ち帰り、自宅で授業づくり。
そうしている先生も少なくないと思います。

そしてどんどん教員という仕事が生活にのめり込んで来て、
仕事と私生活の境界線がなくなっていく。

休日に本屋に出かけたら、
「この本、授業で使えるかも」と真っ先に思ったり、
コーヒーを飲みながら、ふと
「〇〇さん、金曜日元気なかったな。来週は〜〜に
気をつけて声かけをしてみようかな」と考えたり。

これはまさに産休に入る前の私です。笑
いつもいつも、仕事のことを考えていました。

しかし、子育てと家事をしながら、
このような働き方をするのは
自分にとっても家族にとっても健康的ではないと思います。

本当は、勤務時間内に授業準備等の時間が
じゅうぶんに確保されることが一番望ましいです。
しかし、そう簡単に現状は変わらないもの。

ならば、自分の働き方を考える方が早いです。

そもそも勤務形態を変えるのか。
どうしたら内容はそのままに、効率よく仕事ができるか。

じっくり考えていきたいと思います。

お読みいただき、ありがとうございました!





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