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映画ウィッシュ(吹き替え版)観てきました^^

2023年12月15日(金)公開 / 上映時間:95分 / 製作:2023年(米) / 配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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あらすじ・ストーリー ロサス王国では、民が王に願いを捧げ、いつか願いが叶うと信じて暮らしていた。ある日、アーシャは、王が民の願いを閉じこめて支配していることを知ってしまう。みんなの願いを取り戻すために、アーシャは空から降りてきた願い星“スター”と、王に立ち向かう。

解説 創立100周年を記念して、ウォルト・ディズニー・カンパニーが製作したミュージカルアニメーション。すべての願いを支配する王様から、みんなの願いを取り戻す少女の冒険を描く。『アナと雪の女王』を手がけたクリス・バック&ファウン・ヴィーラスンソーンが監督を務める。声の出演は『ウエスト・サイド・ストーリー』のアリアナ・デボーズら。

日本語吹き替え版キャスト 
アーシャ:生田絵梨花 マグニフィコ王:福山雅治 バレンティノ:山寺宏一 アマヤ王妃:檀れいサビーノ:鹿賀丈史ダリア:大平あひる ガーボ:蒼井翔太 ハル:青野紗穂 サイモン:落合福嗣 サフィ:岡本信彦 ダリオ:宮里駿 バジーマ:竹達彩奈

願いとは単なる想いではなく、その人の心の一部である。
心が美しい人は、その願いも美しい。

マグニフィコ王

個人的な評価
ストーリー B+
作画    A
キャラ   B
思想    A- 
声優・歌  S

S→人生に深く刻まれる満足
A→観に行ってよかった
B→面白かった
C→個人的にイマイチ

個人的な感想
 内容的には、マグニフィコ王が自力で願いを叶えられない民たちから代わりに願いを叶えてあげるという体でその願い(心)を預かるも、実際は叶えてあげてるのはその中のごく一部で、ほとんどの願いは自分の魔力の補充に使っていたというお話。
 心を取られた人は人生に希望を失い、いつか王が自分の願いを叶えてくれるのを信じて待つだけの無気力な日々を送ることになる。
 主人公アーシャはその事実を目撃してしまい、人々の願いを王から取り戻すべく奮闘することになる。

マグニフィコ王の主張
→確かに民の心のエネルギーを私物化しているが、不幸な人々の願いも優先順位をつけて叶えており、王の務めを全うしているではないか

アーシャの主張
→願いが叶う叶わないに関わらず、真の願いは自分の心に秘め、自分の力で叶えられるよう挑戦するべき

 ストーリー的にやや粗削りな善悪二元論で、王とアーシャの主張のどちらが正しいかは観客次第に思えましたし、心の大きさや強さは人それぞれ違うと思うので、人々の願いのサイズや質量がすべて同じで心の美しさ(色?)しか着眼されてなかったのが少し残念でした。このあたりもう少し深く踏み込んで表現すれば、さらに良い作品になったのではないでしょうか。
 おそらくですが、現実世界では願い(心)ではなくお金(税金)という形で行政機関に強制徴収されてるのを変換して子供向けに制作されてる気がしました、、、。お金は量の不均衡の問題で、人間の心のように質の話ではないのですが、日本人がこの作品を作っていたら円安状況や将来的な社会保障の破綻を上手く変換したストーリーが展開されたのかなと妄想が捗りました。

 しかし、生田絵梨花さんの~この願い~は素晴らしかったです。ディズニーのミュージカルアニメなので、キャラクターの感情が高まったシーンで思考内容を唐突に歌い出すわけですが、心地よい気分で鑑賞できました。

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