賞金稼ぎからの華麗なる転身?【The Book of Boba Fett】

ディズニープラスに加入し、なんやかんや楽しんでいる者です。
ルーカスフィルムがディズニーに買収されてから、
すた〜うお〜づの新作のようなものや、ローグワン、はんそーろ〜そして”マンダロリアン”。
スターウォーズの外伝や登場してきたキャラクターにフォーカスしたドラマシリーズを展開するディズニー。
その中でハンソロに次いでSW本編で登場したキャラクター。
そしてEP6のその後を描かれた人物がいる。
彼の名は「ボバ・フェット」である。
ディズニープラスにて独占配信中のドラマ「The Book of Boba Fett」を見終えましたので感想を書いていこうかと思います。。

最初に

まずスターウォーズファンの皆様に謝らなければなりません。
私はボバ・フェットに対してそれほど知識があるわけではありません!!!
申し訳ない!!!
いやーだって「マンダロリアン」に出てきたあのおっちゃん・・・
渋くてかっこいいじゃん!!
そらこのおっちゃんが主役のドラマ見たくなるじゃん!!!
というニワカが書いている事を恐れ入りますがご配慮の上ひろーい心でよろしくお願いします。

前述の通り私はボバフェットのキャラクターがどのようなキャラクターなのかは
アイコン程度にしか知りません。
EP5のルーク、ソロ、レイアを狙うヴェイダーが雇った賞金稼ぎの内の1人。
EP6でソロに槍で後ろのブースターユニット?を叩かれ暴発。
ジャバ・ザ・ハットの船にぶつかりサルラックの巣に落ち、食べられる。
のちにEP2で彼がジャンゴ・ヘッドのクローンであるという事が劇中で明かされる。
その程度の知識量しかありません。
ただ、当時見ていてちょい役の悪役にも関わらず、見た目がかっこいい。
そしてブラスターを向ける姿!
装備された武装の数々!!
幼いながらもこのキャラクターはかっこいいと思ったものです。

そんな彼が同じく独占配信中のドラマ「マンダロリアン」にて登場したときは、「なんて渋かっこいいおいちゃんなんだ」と胸を熱くしたものです。

The Book of Boba Fett について思った事

ものすごく丁寧な作品だなと思いました。
本作は、スターウォーズEP 6 ジェダイの帰還のボバフェットの結末から、
いかに彼が這い上がってきたのか、
これを彼が劇中眠っている間に回想という形で視聴者に説明してくれている。
マンダロリアンで颯爽と登場する演出も素晴らしかったのですが、
これまでの経緯を知ることができ、かつドラマから見た方でも話に乗り遅れることがないような構成になっている。とても親切丁寧。
にわかの私でも今の彼はどうしてこうなったのかというのがよくわかる構成だったので最後まで迷うことなく見れました。

また本編もボバフェットのこれまでの説明部分だけでなく、
ジャバ・ザ・ハットがいなくなったタトゥーインをめぐって、市長と街を牛耳る権力者、スパイスギャングとの抗争風味と、
どんぱち好きな私としては、そそられる内容でいつ抗争が始まるんじゃワレェ!!!と血が騒いだものです。

チャプター7は圧巻

街(シマ)を巡ってのボバフェット達とギャングの抗争。
見どころが全てここに詰まっている。
マンドーとの共闘。
現れるスパイスギャングとの激しい撃ち合い。
ランコアに騎乗するボバフェット!!!
祝実写化キャドベインとの決戦。
街の平和を守るために立ち上がるフリータウンの皆と若者たち。
ウーキーの逞しさもすごくよかった。
そして勝ち取った街と民衆との関わり。
本人は「俺には相応しくない」と言っているが、
見てるこっちはあんたは立派な大名だよと讃えたいほどの締め方
実によかった。

説明的すぎる故に生じるタイトル問題

本作のタイトルはなんだったか思い出してみよう。
「The Book of Boba Fett」いや違う。
「The Mandalorian Season 2.5」である。
何故マンドーが目立つのか?

本作は全7話構成であり、
前半の4話はボバフェットの復活からマンダロリアンシーズン2にカムバックするまでの経緯説明と、大名に就いたことで見える現在タトゥーインのパワーバランスとジャバ・ザ・ハットの後釜を狙う勢力争いについて触れられる。
そして暗躍するスパイスギャング達の影。

わかりやすい。そうわかりやすいだが・・・説明的すぎる。ここまでボバフェットブラスターを引き抜いていない!!

ボバフェットの説明があるからこそ私のようなあまりキャラクターの背景を知らない人間が見ても今作でのボバフェットの人となりがわかり話についていけるのである。ただ現在進行形で進むタトゥーインの勢力事情は、ドラマの話数で言えばおそらく2話で肩がつくほどあっさりしている。
それを過去の話、現在の話と交互に見せることで場を繋ぎつつ話を引き伸ばしているという印象が拭えない。

この停滞気味の雰囲気を吹き飛ばしたのはだれか・・・
そうマンダロリアンのディン・ジャリンである。
彼はチャプター5に登場する。
流れるマンダロリアンのテーマ。
賞金首に放つあの台詞!
唸るダークセイバー!!
吠えるブラスター!!!
おぉ!!!おかえりマンドーなんだこの胸の高鳴りは!!!!!
うぉおおおおマンダロリアン最高!!!!!!!

あ、いかんいかん。

チャプター5、6では物語の視点はボバからマンドーに変わります。
彼は、散り散りになったマンダロリアンの仲間を探しており、
彼らの隠れ家を見つける所から物語が始まる。
そして彼はまだちびヨーダ(グローグ)を大切に思っており、
グローグの為に彼への贈り物を携え、新しい船でルークとグローグのいる惑星へ向かう。
そして彼はタトゥイーンに戻り、ボバフェットと共闘するのであった。

この2話だけでお腹いっぱいになれるくらい満足度の高いクオリティ。
そしてシーズン3へ向けての弾みをつけている。
内容もマンダロリアンとタイトルを変えてもなんら遜色がない。むしろボバフェットとついてる方が違和感を覚えるくらいマンダロリアンであった。
しかし、本作は「The Book of Boba Fett」。
これまで丁寧にボバ・フェットの話を描いてきたが、
ドラマとして盛り上げたのがボバ本人ではなく、マンドーというのが痛い所である。いやドラマは十分面白いんだけどね。

まとめ

ボバフェットのその後を描いた本作、マンダロリアンを見ていることは前提になるが、見ていなくてもこのドラマがどういう話なのかはすごく丁寧に描かれていた。
ドラマ全体を通しても見やすく、何より最終話である。
最終話の総力戦の迫力。
戦いの後のなんとも言えない余韻全てよかった。
ただ、やはり私としてはボバフェットに
この物語を盛り上げてほしかったなーという心残りがあるので、
ぜひ次回作お願いしますよジョンファブロー様!!!!!
そしてマンダロリアンシーズン3待ってます!!!!!!

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