歴史観をなくした日本人はブタになるの?

50年ちょっと前に三島由紀夫は
「歴史観をなくした日本人はブタになる」
と嘆いて割腹自殺してしまいました。

人類の誕生は700万年前のアフリカ大陸。
狩猟生活のなかで人類史最初の革命である
「認知革命」が起こったのが7万年前。
1.2万年前には「農業革命」があり、
400年前の「産業革命」、
現代の「情報革命」へと続きます。

人類史は、ざっと振り返るとこんな感じ。
アフリカ大陸から生まれた人類は
北上してヨーロッパに至り、
陸地沿いに東へ向かってアジアに出て、
海を渡って日本列島へ。

細かいところをだいぶ端折って、
人類史と世界史と、そのなかの日本史。
そういう観点で、現在・日本・自分が
どこにいてどこに向かうのかを捉えることって
大切ですよね。

食糧を得る手段・生存を得る手段が
「狩猟→牧畜→農業→貨幣→金融」と
進化してきた歴史のなかには常に争いがあり、
そのなかで、日本で生まれたのは争いのない定住。
ポスト資本主義は「自然経済主義」などと呼ばれる
カタチを成していくと思います。

帝国主義的な植民地政策を柱とする考え方と
他国を侵略せずに共生する考え方。
その対照的な構図が明確になりつつある現在は
「歴史観」がとても重要だと思います。

自分で考えずに「前例」を踏襲し、
効率性を指標として「画一性」を志向し、
誰かの言うがままに自分の人生を預ける
「カオナシ」なグローバリズム的価値観が
常識(=正義)となって同調圧力をつくる風潮は
異常で危険であることに気付き始めた人が
少しずつ増えているように感じます。

日本人は「地域」に根差して暮らし、
「コミュニティ」を形成して暮らしてきました。
そういう歴史の「背景」をしっかり振り返ると
「これからのあり方」が見えてきそうです。

いま、コロナショックを経て
パラダイムシフトの波に突入していく直前です。
今後をどのように対処するかの選択で、
「終わる人」「伸びる人」が選別される気がします。

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歴史観のない者は目の前のものに飛びつき
表面的な損得に左右され、
先の見えない不安感から自分守るために
くだらない政局争いを起こします。

いま、国会や企業で起こっていることは
まさにそのど真ん中みたいな状況で、
「政治家」が権力を握るしょーもない現実。
パラダイムシフトが加速すれば
そんなことしてる場合ではなくなるわけで
早くぶっ壊れてくれと願います。笑

いま、
グローバリズムによる画一化には限界が生じて
民族回帰、地域回帰の流れのなかにあり、
個人へのリスペクト、個人の尊厳が
重視される流れに移行しようとしています。

資本主義経済にも限界が生じて、
次に訪れるのは「自然経済主義」の時代。
希少価値から「使用価値」へと変わります。

端的に言えば、
同じようなバッグやらスニーカーやらを
何足も買わなくなる時代です。笑

やっと「まとも」な国家運営、会社経営が
できそうな時代になってきて、
そこにアンテナを立てている組織は
いち早くイチ抜けしていくように思います。

それができる人たちと仕事をするべく、
付き合う相手を選ぶことが
とても大切になってきますね。

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