入院・手術〜術後補助療法確定①
**一部用語誤りがあったので訂正しました**
術前の組織診では、自分の乳がんの組織サブタイプは「ルミナルA」。リンパ節への転移はなさそう。ステージはIかIIであろうというものだった。
全摘するから放射線治療は不要だし、術後の病理検査結果に大ドンデン返しがなければ、術後はホルモン療法のみだ!やった!とかなり気楽に考えていた。
手術入院についてもちょっとした休暇を貰ったような気持ちでほとんど何の心配もしていなかった。早寝早起きにカロリーコントロールされた3度の食事。入院中はデジタルデトックスもできそうだし、平時よりかなり健康的な生活をおくり体調整ってシャバに戻れそうだとむしろ前向きに考えていた。
こんなに楽観的だった理由の一つは、とにかく自分の周りに乳がん経験者が多いのだ。妹をはじめ職場の親しい先輩と後輩、そしてその友人達。パッと思いつくだけで8人。自分が罹患してもなんら不思議はないと思えたことが大きかった。加えて、20年前にはなるけれど、開腹手術のため3週間入院したことがあったので、手術にも入院にもそれ程抵抗感がないというのもあったと思う。そしてなにより、術後の病理検査結果を知るまでは、乳がんについて短期間に詰め込んだ知識しかなくて、まだ怖さをよく分かっていなかったのだ。
大部屋にするか個室にするかはちょっと悩むところだった。けっこうなイビキをかくときがあるので、周りにご迷惑をかけては申し訳ない(恥)そこで前々からかけていた保険の内容を再確認したところ、自分には珍しくGood Job!だったと思うのだが、数年前にガン特約をつけたことを思い出した!個室費用を賄えるだけの保険金は出そうだと分かって個室にした。
こうして7日間の入院生活を(不謹慎かもだが)エンジョイして退院。退院後数日の静養を経て仕事に復帰した。と言ってもPC等の荷物を持っての電車通勤はまだムリだと思い、復帰から2週間は在宅勤務させてもらった。
在宅勤務を終える頃、術後病理検査の結果が出た。
リンパ節への転移はないことが確定。実はこれはすでにほぼ分かっていた。手術後全身麻酔から意識が戻った際の開口一番が、「センチネルリンパ生検の結果はどうだったんですか?」だったので。センチネルリンパへ転移はなかったと聞いてホッとしたのを覚えている。ひとまずオッケーだと。
さて、術後病理検査結果で浸潤径が10mm以下だったと知って、これにも自分的にかなり気を良くした。これでステージIが確定。ちなみに腫瘍径は40mm超えだった。
次に組織サブタイプが書かれたところを見て「???」となった。ER(Estrogen Receptor)の値は陽性だけど、PgR(Progesterone Receptor)が値ゼロで陰性だ・・え?「ルミナルA」じゃないじゃん。自分「ルミナルB」なの?
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