日本列島が雪害から解放される日

NHKの「GEO JAPAN」を見ていたところ,ラストに「今後プレート移動による隆起が停止したら,雨の侵食だけが進み山地は低くなっていく」として,日本全土が標高0mとなった場合の降水量を図示していました。現在の日本海側を中心とする濃厚な降水量分布がすっかり薄くなる一方,太平洋側はあまり変化なし。「この豊かな水に恵まれた日本列島は乾燥した大地になってしまう~」という結びだったのですが,いやそれは大歓迎だと声を上げたいです。ただでさえ地殻変動による自然災害が多い土地に,多すぎる降水・降雪がどれだけ被害を与えているか。
温暖地ではわずかでも雪が降ると風情だなと感じられますが,数cmで交通は麻痺するし屋根から雪が落ちては面倒なことになるし,降雪日はゼロに越したことはありません。雪国の生活は車が必須なので,まず朝雪かきをしないと一日が始まらず,これが大変な運動量です。上半身は筋肉痛となり何より腰にきます。大汗をかいたあと湿った体で出かけるので芯から冷えてしまいます。家に帰っても,通路だけでなくカーポートや家の屋根をどうしようと頭痛の種が尽きません。季節風の素通りで別に砂漠になるわけでなく西ヨーロッパくらいの降水量となり,今後は人口減とともに水使用量も減るわけですから理想の未来ではないでしょうか(数億年先になりますが)。

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