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反動安を警戒も過度な弱気は禁物

日経平均の新しい動き


最近の日経平均株価は、過去半年間の上値ラインを突破し、顕著な上昇トレンドを見せた。特に注目されるのは、先週末終値3万3377円から12日の高値3万5839円までの急騰で、SQ(特別清算指数)の影響が大きい。この高値は、市場の手じまい(買い戻し)が主な要因となっている。

市場のリスクと慎重な姿勢

市場の下落リスクに対しては警戒が必要だが、過度な弱気に陥るのは避けるべき。明確な天井シグナルが出るまで売りポジションを急ぐのは危険と言える。また、現状の市場は買いポジションでの失敗が売りよりも損失が少ない傾向にある。


個人投資家の行動とリスク

特に、逆張りETFや先物取引における個人投資家の損失が目立っている。
多くの個人投資家は、売りポジションで「売っては踏まされ」の状況に陥り、証拠金を溶かすどころか追証を求められる事態にも。


来週の見通し

来週の株価は3万4500円から3万6000円の範囲で動くと予想される。急上昇する5日線(現在3万4441円)が重要な指標となるだろう。

国際市場の最新動向
12日のニューヨークダウは前日比118ドル安となり、ナスダック総合指数はわずかに6日続伸。夜間取引の日経平均先物は大証終値より70円安い3万5540円。為替市場では、ドル/円が144円台で推移している。

来週の主な予定
15日(月)【国内】12月マネーストック
東宝、古野電気、QPS研究所が決算発表
東証が株価意識した経営・取組み開示企業を公表
【海外】キング牧師生誕記念日で米市場休場 ユーロ圏11月鉱工業生産指数(19:00) 中国MLF(中期貸出制度)金利 アイオア州で最初の米大統領選挙予備選
16日(火)【国内】12月国内企業物価指数
【海外】米1月NY連銀製造業景気指数 米ゴールドマンサックスが決算発表

17日(水)【国内】日銀の生活意識に関するアンケート調査 第170回芥川・直木賞発表 【海外】米12月小売売上高、米12月輸出入物価 (22:30) 米12月鉱工業生産・設備稼働率(23:15) 米1月NAHB住宅市場指数、米地区連銀景況報告(ベージュブック)

18日(木)【国内】11月機械受注(8:50) 11月鉱工業生産確報(13:30) 【海外】米12月住宅着工件数、米12月新築住宅販売件数

19日(金)【国内】12月全国消費者物価指数CPI(8:30)
11月第三次産業活動指数(13:30)
東京製鉄が決算発表
【海外】米1月ミシガン大学消費者マインド指数 米12月中古住宅販売件数


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